燕温泉は数軒の旅館が並ぶ山間の小さななんにもない温泉場です。紅葉の時期は観光客や登山客で賑わいますがオフシーズンはさびしい限り。村おこしでもないでしょうが、24時間入浴可の無料露天風呂が売り物です。この湯に浴するためだけに急な山道を車でやってくるファンもいます。 <黄金の湯> 湯船は男女別 湯は白濁 温め やや俗化 温泉街から徒歩5分 温泉街奥の分岐を左に薬師堂方面にコンクリート道を登る。 温泉街に近いことからより入浴客が多い。混雑気味。 <河原の湯> 混浴 湯は白濁 より温め ワイルド 温泉街から徒歩10分 分岐を右に山道を進み、妙仙橋を渡った袂から遊歩道に沿って。 遠くて混浴であることから一般客からは敬遠されがち。 |
河原の湯 | 黄金の湯 |
以下は「黄金の湯」に2時間おきに入浴した観察記です。 下山直後の17時頃は登山客や夕飯前の観光客で満杯で入浴できそうもありません。この混雑を避け「河原の湯」に向かう人も多数見かけました。 18時を過ぎると混雑はおさまり一旦静かになりますが、旅館の夕食が終わる頃からオヤジ族が戻ってきます。20時を過ぎると熟年カップルの時間帯です。最初は男女別に大人しく浴していますが、ここ「黄金の湯」は温泉の注ぎ口のある男湯から女湯に湯路があり、それを伝わって合流できます。暗闇でしかも白濁湯ですから私が入っていても気にしないようです。(内心は早く出て行けと言っているのでしょうが....)。 普段は24時過ぎると誰もいないはずですが今夜は違っていました。10人弱の大学生くらいの男女が馬鹿騒ぎ。嬌声は温泉街まで響いていたはずです。浴衣ではなく普段着姿でしたから、深夜のドライブで立ち寄ったのかもしれません。 早朝5時に「河原の湯」まで遠征しました。一番乗りと思ったら先におじさんが一人で気持ちよさそうにつかっていました。聞くと夜明け前に長岡を発ち一番湯を楽しむのが常と言う常連さんでした。温めのお湯で思わず長湯してしまいます。「黄金の湯」に6時頃戻りましたが既に十数人が入浴中。写真の女の児はこれからお父さんと妙高登山だそうです。 |