烏帽子岳
2002.8.31〜9.1





8.30 出張先−信濃大町
8.31 高瀬ダム−ブナタテ−烏帽子岳 テント泊
9.1  野口五郎岳−竹村新道−湯俣温泉−高瀬ダム−大町
[単独 一泊二日 テント泊]

山行記録その2>   <温泉情報>   <お花畑

金曜日に茅野出張が入りました。おいしいおいしい出張です。仕事を終え、夕暮れ時に信濃大町に到着し七倉荘に投宿しました。ここで山登りスタイルに変身します。今回のお題は烏帽子から野口五郎岳にかけての稜線漫歩と湯俣温泉です。
高瀬ダムからブナ立尾根の登りは北アルプス三大急登に数えられますが、8月末の秋の気配漂うさわやかな気候のためか、そうきつい登りではありませんでした。昼前に烏帽子小屋に到着しテント設営すると早速、四十八池の散策に出かけました。七倉岳へ続く銃走路を烏帽子岳分岐から更に20分ほど進むと、ハイマツ帯に池塘が点在した四十八池があります。自然が作った箱庭のような別天地です。花の盛りは過ぎていましたが、ヨツバシオガマやチングルマはじめ色々な高山植物がひっそりと咲いていました。烏帽子小屋からそう遠く無いのに訪れる人は滅多にいません。穴場です。

山行記録

2002.8.31
高瀬ダム6:45−7:10濁沢登山口7:20−10:00三角点−11:30烏帽子小屋<テント設営>
テント場12:20−13:00烏帽子岳13:20−14:00四十八池−15:10テント場

早朝の信濃大町駅
急行アルプスが着くと駅前は急に賑やかになる。
高瀬ダムへはタクシーを利用するしかない。
タクシーの運ちゃんがちゃんと相乗りを見つけてくれる。
今日は中型に3人乗りで一人¥2,600。
七倉ゲート
七倉から先は東京電力の管理道路
この先はパスを持ったタクシーしか入れない

6:30にゲートが開くまでしばし待機。
もちろん徒歩は24H OK
高瀬ダム
タクシーはダム堰堤の上まで運んでくれる
この堰堤の一番奥にあるトンネルから登山道が始まる。

不動沢吊橋
トンネルを抜けると不動沢吊橋。
不動沢は上流の崩壊地から
押し出された白砂に埋め尽くされている
ブナ立尾根登山口
まだ登山口というのにここが最終水場
悔しいけど水を満タンにして登り始める
ブナ立尾根
ここブナ立尾根はアルプスの三大急登
登山口から直ぐの急斜面を桟道が延びる
ブナ立尾根
その名の通り出だしはブナ林だったが
しだいにシラビソの大木が現れる

きつい登りに追いついた先行パーティも
妙に無口になっている
不動岳
眼前には荒々しい不動岳の崩壊地
タヌキ岩
三角点からちょっと登ったところにある大岩
稜線直下の「ガンバッテ」
登山口から烏帽子小屋まで12→0と
カウントダウンの標識が設置されている。
この樺の木にある「1」は小屋までラスト20分
烏帽子小屋
潅木帯の中、こじんまりした、
いかにも山小屋風のたたずまい

烏帽子小屋から赤牛岳
小屋の前に連なる水晶から赤牛の稜線
その奥には薬師岳が頭を見せる

烏帽子岳分岐
テントを張って烏帽子までちょっとお散歩
烏帽子は縦走路からちょっと外れている
燕岳と同じように花崗岩の砂礫に覆われている

烏帽子岳
直下のクサリ場を抜け山頂まで辿りつける
四十八池
烏帽子岳から見た池塘が点在する四十八池
四十八池
箱庭のような景勝地だが
訪れる人も無くひっそりしていた
花のシーズンには再訪したい

烏帽子岳
ニセ烏帽子からの雄姿
ここは絶好の展望台だが
今日はガスでいまいち

烏帽子テント場
烏帽子小屋から300m程先
水は小屋から購入 ¥200/リットル
トイレは小屋前にある
今日のテン場は私と奈良の山田さんふたりだけ





山行記録その2> <温泉情報> <高山植物


大町市公式HP http://www.city.omachi.nagano.jp/default.asp
七倉荘 http://www.nanakuraso.co.jp/
烏帽子小屋 http://www.navel.co.jp/yamagoya/frame/a32-h.html