2001.11.3 ロープウェイ山頂駅9:25−9:45牛ヶ首9:55−11:10三斗小屋温泉煙草屋11:;40−12:40峰の茶屋跡避難小屋12:45−13:10茶臼岳山頂−13:30ロープウェイ山頂駅13:40−14:00牛ヶ首14:10−15:15弁天温泉分岐15:20−15:40高雄温泉跡 |
ロープウェイ山頂駅 | |
紅葉シーズンも終わり、ロープウェイも待ち時間無しで乗り継ぐことが出来ました。それでも山頂駅に着いたのは9時半近くになってしまいました。今回は牛首にテントの入った重いザックをデポし、三斗小屋温泉。そして茶臼岳を登り返し牛首に戻り、行人道を下り途中の高雄温泉跡で一泊と言う露天風呂にこだわった変則ルートです。 |
茶臼岳牛ヶ首分岐 | |
日の短い秋の空、天候も下り坂だしぐずぐずしてはいられません。山頂駅から右に回りこむ様に延びる登山道をしばらく進むと直ぐに牛ヶ首分岐です。観光客の殆どは火山礫の歩きづらい登山道を茶臼岳目指して直進し,牛ヶ首へ向かう登山者は僅かです。ルートはこの分岐を左に茶臼岳の裾野を大きく巻きながら進みます。あたりは火山岩や砂礫が広がる荒涼とした風景で樹木は全くありません。 |
牛ヶ首から姥ヶ平分岐 | |
牛首はちょっとした高台で四方へ延びる登山道のジャンクションです。ベンチもあり休むにはうってつけですが、周囲にはいくつもの噴気口が火山ガスを吹き上げており、あまり長居したいとは思いません。重いザックを降し、雨具に行動食、そしてタオルをサブザックに詰めて出発です。 |
火山岩がゴロゴロする道を下りきり潅木帯を抜けると、砂を敷き詰めた日本庭園のような「姥ヶ平」に出ます。茶臼岳がひときわ格好良く見えます。再び潅木帯にはいるとこの地名のゆらいなのでしょうか、赤い頭巾の姥様の石仏があります。なんだか猿みたいな面容でした。 | 姥ヶ平 |
茶臼岳 | |
姥様の向かいに延びる小道を5分ほど進むと無名の池があります。紅葉シーズンには茶臼岳を眺める絶好のビューポイントだそうですが、今日の空模様では寒々とした写真になってしまいました。 |
三斗小屋温泉 | |
沼の原の分岐を三斗小屋温泉へ進むとアップダウンのない緩やかな道になります。うっそうと茂る樹林帯のなか、新緑の頃は森林浴に最適の道でしょう。御沢の橋を渡ると峠の茶屋跡から延びるメインコースと合流します。三斗小屋温泉は僅かな距離です。 |
峠手前の避難小屋 | |
三斗小屋温泉煙草屋で一浴後峠の茶屋跡まで登り返しました。先ほどの姥ヶ平分岐を今度は直進します。峠手前にある避難小屋はお勧めです。水場が無いのが難点ですが2階建で20〜30人は収容可能でしょう。 |
峠の茶屋跡避難小屋 | |
ひと登りで峠です。峠の茶屋跡は茶臼岳と朝日岳のコルにあたり会津方面から吹く西風の通り道と言われていますが今日は穏やかなものでした。茶屋があったのはいつ頃なのでしょうか?今は残骸が残るのみです。 |
峠から山麓駅方面 | 峠から牛ヶ首方面 | 茶臼岳登りから朝日岳 |
茶臼岳山頂 | 山頂を目指す登山者 | |
本日最後の登りとして茶臼岳を目指しました。山頂部中央には火口跡と思われる小さな窪地があり、これを一周するのがお鉢めぐりコースです。一段高い山頂には鳥居に守られて小さなお社があり大勢の登山者がランチを広げていました。 |
牛首から湯本への道 | |
再び牛首に戻りザックを拾っってから、行人道を湯本方面に下りました。道はしっかりしていますが、踏み跡の様子からあまり人の通らない道であることがうかがえます。途中にあった案内板によると、かつて山岳信仰時代にはメインルートであったとか。ロープウェイが開通したことにより人の流れがすっかり変化してしまったのでしょう。このコースは下りに使うと潅木の切れ間から那須高原を一望できるお勧めコースです。 |
飯盛温泉跡過ぎに湯船? | |
飯盛温泉跡を過ぎたあたりで急斜面の下に湯船が見えました。湯気は揚がっておらず温泉では無いと思うのですが気になるところです。このあたりから道に沿って延々と土管の残骸が現れます。過去、これを使って温泉を麓まで送水したのでしょう。 |
ここから車道 | |
不動沢に掛かる橋を渡ると水場、更に弁天温泉分岐が現れます。このあたりから道は色づく広葉樹の林に入ります。上水施設が現れると道は広くなりふと車道に飛び出します。湯本はまだ先ですが、今日の泊まりの高雄温泉跡はこの車道を右に折れた数分先にあります。 |