栗駒山麓、温泉紀行





須川温泉/栗駒山荘 
2001.9.22

須川温泉へはJR一関駅から岩手県交通のバスで片道¥1450、約90分かかる。おりしもこの3連休に限って「バスの日」記念と称する¥600乗り放題一日乗車券が発売されていた。早速駅前営業所でこれをゲット。須川温泉往復で使えば¥2300のお徳。隣に座ったオヤジはこれでビール代が浮くと大喜び。
須川温泉は岩手県と秋田県の県境にあたる。峠をはさんで手前岩手側には須川高原温泉Hがあるが、今日は秋田側の栗駒山荘Hの温泉を利用した。入浴料¥600なり。展望の良い露天風呂が自慢。お湯は白色。最近改築したらしく、清潔感にあふれていた。
JR一ノ関駅 栗駒山荘 栗駒山荘の露天風呂


小安峡/とことん山キャンプ場
2001.9.22
栗駒山荘前から小安温泉経由で横手方面に向かう一日一便のバスに乗り込む。須川湖、秣岳登山口を経てバスはどんどん下って行く。とことん山キャンプ場はバス停「スキー場前」で下車する。
とことん山キャンプ場はスキー場やテニスコートを併設し、露天風呂付温泉、炊事場等々の設備が充実している立派なキャンプ場である。しかし備品類のレンタル料を勝手に(HP改定無しに)値上げしていたり、それに対する受付のお姉ちゃんの応対が公務員丸出しの横柄なものだったり、皆瀬村村営の悲しさ、なあんて顔に出さないようにヘコヘコしてチェックインを済ませた。オートキャンプ族が99%。フリーは私だけ。「中尾高原合掌の森キャンプ場」と違ってごちゃまぜのサイト構成のため、悪ガキがテントの周りを駈け回り、私のようなフリー族にとっては最悪のキャンプ場だった。それでも24時間露天風呂付で¥820と格安であることは評価しよう。
さて、キャンプ場でマウンテン・バイクを借りて遠出た。最初目指した泥湯は、あまりの急勾配に途中木地山で時間切れ断念。これは次回のお楽しみに。
小安温泉に戻って向かったのが、小安峡のシンボル「大噴湯」。道路から50mほど下った渓谷に温泉の湯気が立ち込めています。一見の価値あり。
小安峡大噴湯 とことん山キャンプ場 キャンプ場温泉


大湯 阿部旅館 
2001.9.22
大湯は小安温泉からマウンテン・バイクで10分位のところにある「日本秘湯の会」の旅館です。母屋の先に「今昔風呂」と呼ばれる温泉棟があり、その外に2つの露天風呂、そして周りを流れる川底からも熱湯が涌き出ています。思わず童心に返り水遊び、いや川の中で入浴です。ワイルドさが楽しく、古ぼけた「今昔風呂」も雰囲気があり好ましい温泉でした。ここのおかみは快く荷物を預かってくれ、日帰り入浴客にも親切です。今度はゆっくり一泊で利用したいもの。
大湯温泉 今昔風呂 温泉が涌き出る川の湯


湯浜温泉 三浦旅館
 2001.9.23
ここはランプの宿、三浦旅館。栗駒山を下山してたどり着いた一軒宿です。ちかくの広場にこじんまりとした10張程度のテント場があります。建物もオヤジの人柄も旅館と言いより山小屋という方がぴったりです。¥1,000でテント場+内湯+露天風呂入浴料は儲けにならないと思いますが、丁寧に応対してもらいました。普段はどうかわかりませんが本日のテント場は貸切でした。
今夜は快晴、特にこの時期は寒さで目が覚め、その度に風呂に入り体を温めます。満天の星空の下、一人で露天風呂に入っていると暗闇の中に体が溶けて行きそうです。
湯浜温泉 内湯
露天風呂 露天風呂


湯の倉温泉 湯栄舘
 2001.9.24
早朝に湯浜温泉を発ち途中湯の倉温泉に立ち寄りました。温湯温泉のバス時刻から逆算すると入浴時間は30分しかありません。露天風呂に行くには旅館の廊下を渡って川辺に出てから向かいます。その途中に脱衣所があり服を脱ぎます。脱衣所と湯船が少々離れておりタオルをぶら下げて向かう格好がちょっとユーモラスです。もっとも先行した二人の若い女性は部屋で着替えるらしく旅館までタオルをグルグル巻きにしてよちよち歩きで帰って行きました。滑りやすい河原の道です。結構ハラハラものでした。
温湯温泉に着いたのはバスが発車する15分前とあって、佐藤旅館での入浴は残念ながらお預けです。温湯温泉発のバスに乗車したのは私一人でした。このままではマイカーの波で山奥に通う路線バスはいたるところで廃止になってしまうでしょう。
湯の倉温泉 露天風呂
温湯温泉 佐藤旅館 温湯温泉バス停






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