山行記録その1 薬師岳

2000.7.20
有峰口6:00−7:00折立7:20−1871m三角点9:00−太郎平小屋11:20−薬師平テント場11:35 設営
薬師平テント場12:40−薬師平13:10−薬師岳山荘14:00−14:50薬師岳15:10−薬師平テント場16:30


有峰口
夜行の「さわやか信州号」に乗込み、早朝6時前に有峰口到着。昨年に比べ一時間ほど早い到着です。ここで地元のオンボロバスに乗り換え、お尻が痛くなるころ折立にたどり着きます。

折立 愛知大遭難碑
今日は快晴、絶好の登山日和です。登山口は広場奥のブナの大木脇にあります。給水し、身支度を整えていざ出発。
愛知大遭難供養の塔を左に、道は展望の無いブナ林の中をジグザグにひたすら登ります。

三角点から立山
今日は暑い。ペースが掴めないままのダラダラ登りで小刻みに休みを取ります。尾根に出て傾斜が緩やかになったころ、ぽっと1871m三角点に出ます。立山や薬師が一望できる絶好の場所です。

有峰湖とニッコウキスゲ
広々とした草原の尾根道に出ると、正面には薬師岳、随所に現れるお花畑と池塘を楽しみながらのんびり登ります。今年は例年より雪が遅くまで残っていたのでしょう。楽しみにしていたニッコウキスゲはまだまばら、少々時期が早かったようでした。

太郎平小屋 テント場へは15分
まもなく主稜線に建つ太郎平小屋に到着。薬師峠のテン場はここから薬師岳側に15分ほど行ったところです。

薬師平
時刻は12:00。天気も良いし、ぐうたらな私にしては珍しく、いっちゃいましょう。ということで空身で薬師岳を目指します。雪田の残る沢筋の道を詰め、平坦になったあたりが薬師平です。大きなケルン付近からは薬師の頂上付近が見えます。

登山道脇には残雪が残る 避難小屋
登山道は這松とお花畑の中、ガレ場の急登を進みますが、この時期は豊富に残る残雪の上を稜線近くまでをたどることが出来ました。薬師岳山荘を過ぎ荒涼とした砂礫の急登を200m程登ると避難小屋があります。一畳くらいの石造りですが天井が朽ち果て使い物にはなりません。

薬師岳頂上 S字が見える金作カール
ここから緩やかな巻き道を僅かに進むと頂上です。立山方面はガスに隠れていましたが、北薬師岳とS字金作カールの景色は圧巻です。頂上には山岳信仰のなごりの祠があり、多くの人で賑わっていました。喧騒の頂上を避け直下の雪田でのんびり周りの景色を楽しみました。

薬師岳山荘
帰りに薬師小屋に立ち寄りました。小さな小屋ですがアットホームな感じ。宿泊者が着くとおかみさんからまず一杯のお茶がふるまわれます。ついつい私もジュースを買ってしまいました。
テント場に戻ると17時。ガラガラだったテント場も立てこんできました。本日の行動は終了。明日の天気を祈っておやすみなさい。




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