飯豊鉱泉


切合小屋から剣が峰の難所を越え無事下山したまでは良かったが、どうやらバス時刻を読み違えたらしい。川入集落で4時間もバスを待つことになってしまった。集落にお店はない。缶ビールは民宿で買うことが出来たが煙草はおあずけとなってしまった。飯豊鉱泉は集落から御沢に向かう一番奥にある。この朝は満室の泊り客を送り出すので風呂の準備が遅れたらしい。10時過ぎに立ち寄ったときには準備中。同じような登山客数名と付近の水辺でしばしコーヒータイムをとりながら風呂の沸くのを待った。
湯船は二つだが浴室は一つと変な作り。女性陣に一番風呂を譲り、偶然小国駅でご一緒した叔父さんと仲良く入浴する。片方が湧出ている鉱泉の沸かし湯。片方はバスクリンの入った普通のお風呂。上がり湯のつもりだろうか。
ここ飯豊山荘はその筋では名の売れた宿らしい。休憩所兼居間には百名山達成記念のバンダナや記念写真がところ狭しと並べられていた。お風呂¥500+ビール¥400の入浴となったが、この缶ビールで3時間近くゴロゴロしていたことになる。ここは集落の案内所のようなもので、自家でさばききれない電話予約には周りの民宿を紹介してくれる。それとなく聞いていると面白いもので、この家は婆ちゃんだけだから多くは泊められないとか、この家はこの日誰もいないからダメだとか集落内の事情にも通じている。
なおここから車で20分ほど下った手打ち蕎麦で有名な一の木に新しい日帰り温泉施設「いいでの湯」もマイカー族にはお勧めである。

飯豊鉱泉 お風呂




飯豊山山行記録><お花畑


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