西穂高岳・焼岳/温泉情報


今回の山行のお楽しみは奥飛騨の秘湯めぐりです。
新穂高の湯、中尾温泉(合掌の森キャンプ場)、中の湯(卜伝の湯)
を一泊二日で結びました。


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新穂高の湯
2001年8月25日

深山荘 新穂高の湯

西穂高岳ピストンを終え新穂高温泉バス停に戻ったのは16時を回っており、アルペン浴場は既に閉まっていました。次のバスには一時間以上後です。こうなったら歩いて行きましょう。疲れた体に鞭打ってバス道路をトコトコ歩いて行きました。蒲田川に掛かる釣り橋の向うに見える深山荘にも素敵な露天風呂がありますが、今日はこの先の「新穂高の湯」が目当てです。
30分ほど歩くと中尾口のバス停があります。クリヤ谷を降りてきたのでしょうか。数人の登山姿の女子大生がアイスクリームにかぶりついていました。「新穂高の湯」はこのバス停手前から蒲田川に掛かる旧道の橋の向うにあります。昔は24時間開放だったのが、最近事件が起きて9時〜21時に入場制限されたのだそうです。温泉入り口には頑丈なゲートがものものしく設置されています。温泉は透明で少々温め。湯船は橋の上から丸見えでなんとも開放的ですが、大胆にバスタオルを巻いた若い女性もチラホラと....。オジサンは少々のぼせ気味になってしまいました。

中尾温泉合掌の森キャンプ場
2001年8月25日   

中尾温泉入口 大露天風呂 キャンプ場から焼岳

中尾温泉は栃尾〜新穂高温泉を行き交うバス道路からちょっと外れた高台にあります。夕方3便ほどバスが通っていますが、すでに18時を過ぎ自力で歩くしかありません。上り坂を30分、途中で野菜やビールを買出して合掌の森キャンプ場到着18時30分です。いやあ疲れた疲れた。
最近はキャンプ場と名がつくところは殆どがオートキャンプ場と化しています。アウトドア雑誌に書いてあるマニュアル通りのキャンプのどこがおもしろいのでしょう。な〜あんて悪口言うつもりはありませんが、私のような山屋さんにとって困るのは、小さなテントでも法外な料金を請求されることです。その点ここは良心的です。大人¥1000も露天風呂付ならリーズナブル。
さてその温泉は.....、木立に囲まれた広々としたもの、合掌造りの家に住むオーナーのこだわりが感じられるものでした。夕方裸電球のぼんやりした灯りの元、湯に浸かっていると世間の憂さを忘れます。

中の湯(卜伝の湯)
2001年8月26日

温泉小屋の入口に立つと、ちょっと先の中の湯売店で鍵を借りるよう看板書きがある。入浴料の¥500玉を握り締め、売店のオヤジに申し込むと「いまアベックが入っているから30分くらい待て」と言う。どうやらプライベート貸切風呂のシステムのようだ。居合わせた先客によるとハイシーズンには待ちくたびれてあきらめる人もいるという。
ようやく鍵を受取り、小屋に入るとそこは脱衣所があるだけ。奥の扉の先、階段を数m降りたところに3畳程の洞窟風呂がある。暗くてよくわからないが温泉は少々赤茶けている。残念ながら浴槽の写真は湯気で全滅でした。なんとなく危ない雰囲気の洞窟風呂でした。
卜伝の湯の小屋




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