2008.2.22 夕方京都駅合流−京都ロイヤルホテル 2008.2.23 ホテル8:00−岡崎公園−金戒光明寺−極楽寺−疏水分流−京大グランド−10:00下鴨神社−北大路−今宮神社−12:00船岡山公園−平野神社−北野天満宮−二条城−京都文化博物館−珍遊−16:00ホテル 20082.24 ホテル10:00−岡崎公園−みやこめっせ−松富や壽いちえ−寺町通り(骨董通り)−嵐山−広隆寺−錦市場−弓師柴田勘十郎−京都駅 |
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2008.2.23 | |
鴨川 御池大橋から | |
今回の旅は私の出張に合わせ急に決めたので事前の計画も立てないままやってきた。2日間の京都滞在を足の向くまま歩いてみようと早朝ホテルを抜け出した。まずは岡崎公園で開催される朝市を見物しようと御池大橋で鴨川を渡った。天気はどうもぱっとしない。 8時過ぎに会場に着いたが、まだ準備の真っ最中。早過ぎたようだ。少々未練が残るが、立ち止まると寒いというカミさんに急き立てられとりあえず下鴨神社を目指すことにした。 |
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金戒光明寺 |
極楽寺真如堂 |
岡崎通りを北上し右に折れると大きな古刹が現れる。ここ京都では珍しくない光景だが、門前の「会津藩殉難者墓所」の文字が飛び込んできた。同郷の身としては見逃すわけにはいかない。いわれを読むと、どうやら会津の殿様はこの寺に駐屯し京都守護職の任にあたっていた。新撰組もこの地で発足したとのこと。それにしても純朴な会津人が、ここ京都の治安維持などまったく場違いの感じがする。幕末の会津藩はとんだ貧乏くじを引いたものだ。 その隣にあるのが極楽寺という天台宗の寺だった。ここも早朝のせいか人気のない穴場だった。ふと境内を見るとペット連れのご夫婦がいた。なんとウサギである。気持ちよさそうにお腹を撫でてもらっていた。我が家もピピ(猫)を散歩に連れて行くが、ウサギには脱帽。 |
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疎水 | |
吉田山を左手に見ながら今出川通りを渡り、疎水に沿った小道に出た。方向音痴のカミさんは、これまでどこをどう歩いているやら見当つかずだったが、「このあたりで弁当を食べたことがある」と思い出した様子。この疎水に沿って南下すると哲学の道になるが、今日は北上してみよう。体育会系の掛け声が聞こえくると京大グランドだった。ここで進路を変え、西に向かう。頭の計算ではこのまま進めば下鴨神社だ。 |
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下鴨神社 |
みたらし団子と白味噌雑煮 |
踏み切りで叡山電鉄をやり過ごし、高野川をわたるとり「糺すの森」。長い境内を進むと下鴨神社だ。8時にホテルを発ってそろそろ10時となり「小腹がすいてきた。」というカミさんに急き立てられ参詣を早々に切り上げ「加茂みたらし茶屋」に直行した。寒いなかを歩いてきた身にとっては一緒に頼んだ白味噌雑煮が旨かった。 |
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今宮神社 |
あぶり餅 |
ここで地図を広げて次どこに行こうか作戦会議だ。彼女の主張は...「みたらし団子」は旨かったが、スーパーでも似たものは食べられる。京都にしかないものは、やっぱり「あぶり餅」だろう。ここから今宮神社なら近い。と言うもの。もちろん拒否権など認められない。...しかし今宮神社は遠かった。 |
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船岡山から京都市街 | |
「あほけんさん」を持ち上げて「あぶり餅」を食べる。ここ数年、毎年のパターンだ。まったく進歩がない。今回は少し変化を持たせようと船岡山に登ってみた。展望台からは京都市街が一望でき、大文字の文字形を探したり、ここまでのルートをなぞったりした。 |
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北野天満宮 |
北野天満宮 |
御土居遺構や平野神社に立ち寄りながら、北野天満宮までたどり着いた。ホテルに掲示されていた梅の開花情報では2分咲きとのことだったが、ほとんどが蕾だった。いずれにしろ今回の目的は「神頼み」だ。祐樹の国家試験も頼るはこれしかない。ご利益はいかに? |
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二条城 |
町屋でラーメン 珍遊 |
さて時刻はとっくにお昼を過ぎてしまった。今日のランチは町屋で「おばんざい」と決めている。とにかく中心地の三条通りまで戻ろうとしたが、ここは京都市街の西端。そろそろ足がヘロヘロになってきた。二条城を過ぎ、烏丸御池の交差点を過ぎ、ここで京都文化博物館を引っ掛けたのがまずかったのかもしれない。狙っていた「松富や壽いちえ」に着いたときには15時を廻り、ランチタイムは終わっていた。ここまできて普通のレストランに入るのは情け無い。ということで見つけたのが町屋作りのラーメン屋「珍遊」だった。鶏ガラに背脂のラーメンで見かけよりはあっさりしているが、セットメニューの量の多さに参った。ふくれるお腹をさすりながら16時にホテルに戻り、長かった一日を終了した。 | |
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2008.2.24 | |
ホテル前 河原町御池 |
東山三条から白川沿い |
朝起きるとそこは雪国だった。今シーズン京都でこれだけの雪が降るのは2回目だそうだ。良い時にあたりましたね〜と言われても嬉しくない。普通ならホテルでまったりと過ごすのも悪くないが、根が貧乏性だけあって、10時にはチェックアウトし雪の京都に突撃した。まず目指したのは昨日早過ぎて失敗した岡崎公園の朝市だが....雪で中止だった。 |
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神宮前のミニコーナーだけは開催しており、芸人さんの南京玉簾が賑やかだったが、カミさんはお気に召さない。雨宿りのつもりで立ち寄った「みやこメッセ」の物産コーナーでお土産を購入したらお茶券を頂いた。早速、抹茶とお菓子をいただいてちょっと機嫌を直したようで一安心。 |
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松富や壽いちえ | |
今日こそはと、三条通に戻り、無事「松富や壽いちえ」に入店。外は雪、制限時間一杯長居しておばんさいバイキングを楽しんだ。坪庭も雪化粧で風情がある。 |
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嵐山 |
広隆寺 |
帰りの新幹線は20時台のもの。こんな天気なら早めに帰りたいが格安ツアーチケットなので変更はできない。残り半日はやけくそで嵐山に向かった。嵐山はとにかく寒かった。雪は上がって日も差してきたが、強風の渡月橋を往復するのが精一杯っだ。戻る途中広隆寺に立ち寄った。昔の記憶で、この駅前で息子達が見知らぬお兄ちゃんと遊んでもらった覚えがあるのだが、この石段だったろうか?思い出せない。 よやく時刻も迫り、カミさんの預けた弓を引き取りに弓師柴田勘十郎に立ち寄った。まだまだ大丈夫のようだ。...んんん。満面の笑みを浮かべ意気揚々と引き上げるカミさんの手には2本の弓がある。...なんで一本増えてるの?やられた。 |
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