年休を取って3泊4日京都・奈良の旅に出かけました。今回は直前で日程を変更したためにやっと宿が確保できた奈良をメインの行程です。自宅、横浜・弘明寺の桜は既に散り始めを向かえ半ばあきらめていましたが、こちらではちょうど満開を向かえナイスタイミング。カミさんも念願の弓をゲットして大満足でした。 |
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2006.04.06
京都駅−東本願寺−松富や壽いちえ−哲学の道−熊野若王子神社−南禅寺
−弓師柴田勘十郎−ホテルアジール奈良泊
04.07
ホテルアジール奈良−西大寺−平城京−薬師寺−大和郡山−西大寺−奈良
−ホテルアジール奈良泊
04.08
ホテルアジール奈良−若草山−春日大社−奈良−室生寺−長谷寺
−ホテルアジール奈良アネックス泊
04.09
ホテルアジール奈良アネックス−京都−青蓮院門跡−八坂神社−鴨川五条河原
−弓師柴田勘十郎−京都駅 |
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長谷寺 |
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2006.04.06
京都駅−東本願寺−松富や壽いちえ−哲学の道−熊野若王子神社−南禅寺−弓師柴田勘十郎−ホテルアジール奈良泊 |
普段は朝寝坊の我が家だが、こう言う時は朝から爆走する。早朝の新幹線に乗り込み9時過ぎには京都駅に降り立った。今日は4段に昇格したカミさんが念願の竹弓をあつらえると言う。夕方に弓師にAPを入れていることから、東山界隈を散策した。
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東本願寺阿弥陀堂 |
何年前になるだろうか?幼稚園前の息子達を連れて大文字見物に来た時、ここの縁側でお昼寝させたことがある。何処だったかカミさんと歩き回りようやく探し当てた。御影堂は2011年に迎える親鸞聖人七百五十回御遠忌特別事業として修復の真っ最中だった。 |
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松富や壽いちえ |
京都の昼飯はやっぱりおばんざいの店だ。今回は昨年訪れた「はせがわ」の近くにある、「いちえ」を利用した。町屋造りをそのままに生かして大正時代にタイムスリップしたような、床の間のある座敷から中庭を眺めながら、おばんざいバイキング\1000/人にカミさんも納得。 |
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哲学の道 |
京都でお花見の定番はなんと言っても「哲学の道」だ。初々しい花弁は七部咲きといったところだろうか、今日、明日で満開になるだろう。平日でも見物客が列を成し大賑わいだった。カミさんは早くもお土産買い物モードに突入している。初日から買い込んで誰が持つの? |
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南禅寺三門 |
南禅寺と言えば石川五右衛門と相場が決まっている。どうれ三門に登ってみようと思ったらしっかり\500とられるとあって、あえなく撤退。絶景は見られなかった。 |
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インクライン |
琵琶湖疎水を行き交う船を、傾斜のきついこのあたりではレールの上の台車に載せて運んだそうだ。当時は大掛かりな工事だったことだろう。 |
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岡崎疎水 |
疎水の桜並木を見物する屋形船を狙って、カメラマンが列をなしていた。ちょうどその前で船がUターンする。乗客の皆さんもいくぶん緊張気味の様子。 |
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夕方弓師を訪ね、カミさんの弓をゲットした。こんなもん持たされたらこの先どこに置けば良いのだろと心配だったが、旅行の最終日に再訪を約し、それまで預かってもらうことで一安心。買出しして奈良ホテルに着いたときには既に暗くなっていた。
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2006.04.07
ホテルアジール奈良−西大寺−平城京−薬師寺−大和郡山−西大寺−奈良−ホテルアジール奈良泊 |
西大寺でレンタサイクルに挑戦した。目指すは大和郡山から法隆寺へ。さてどこまで行けるやら。
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平城京朱雀門 |
訪れた平城京資料館でボランティアの方に展示品を説明していただいた。平城京と言われても、これまでは近鉄の車窓から漫然として眺めていただけだったが、由来を知ると面白い。がぜん見方が変わってくる。 |
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薬師寺 |
秋篠川沿いのサイクリングロードを南に進むと唐招提寺、薬師寺が現れる。修復中の無粋な建物に覆われた唐招提寺は敬遠して薬師寺で一休み。ここでも団体さんに紛れて案内に立つ坊さんの名調子に聞きほれた。 |
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秋篠川のサイクリングロード |
最初の平城京で予定時刻を大幅にオーバーしてしまった。とりあえず行ける所まで行こうとえっちらおっちら。おりしも満開の桜にシャッターチャンスには困らない。 |
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大和郡山城 |
市街地から郡山城址の脇を抜け斑鳩を目指したが、思わぬ急登にくたびれてしまいギブアップ。郡山城址では夜桜見物の場所取りとおぼしき青いシートがあちこちに敷かれていた。その上では気の早い連中が宴の真っ最中。 |
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西大寺 |
自転車を返し、直ぐ近くの西大寺に立ち寄った。かの有名な道鏡の居た寺だそうだ。今日は閑散として誰もいなかったが、明日は恒例の大茶会とのこと、大いに賑わうことだろう。 |
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ホテルに戻って一息つくのも束の間、カミさんが土産物屋「和み館」に行きたいと言い出した。しぶしぶお供したが、団体優先の客あしらいが見え見えの何処にでもあるようなお土産屋さんで期待外れだった。まだ奈良町界隈のほうが面白い。
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2006.04.08
ホテルアジール奈良−若草山−春日大社−奈良−室生寺−長谷寺−ホテルアジール奈良アネック泊 |
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奈良公園 |
東大寺の東に山焼きで有名な若草山がある。朝飯前の散歩に丁度良いだろうと5時起床でホテルを抜け出した。暗闇の向こうに気配を感じると決まって鹿がこちらの様子をうかがっている。
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若草山ゲート |
あてずっぽうに歩いてたどり着いたのは入山ゲートだった。入山にお金を取られるのはしょうがないとして開門9:00とあるのには参った。どうりで誰も歩いていないわけだ。まだ6:00前では待ってるわけにも行かない。やむなく登頂は断念。 |
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春日大社 |
ここでも門が閉まっていた。春日大社お前もかと悪態を付いていると程なく6:30開門となり一番乗りして参拝した。この頃になると誰もいなかった境内に散歩がてら参拝をされる地元の方が行き交うようになった。なるほど皆さんちゃんと時刻を心得ていらっしゃる。 |
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JR奈良駅 |
遅い朝食を摂り、2泊お世話になったホテルアジールを後にした。今晩泊まるの系列ホテルに荷物を送って頂けることになり感謝。
ノスタルジックなJR奈良駅から桜井へ。そして室生寺、長谷寺を目指した。 |
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室生寺 |
同じ真言宗の高野山と異なり、古くから女性の参拝を認めているところから、女高野と呼ばれると言う。というのはガイドブックの受け売りだが、規模は小さく30分で奥の院まで往復してしまい、バスの時刻まで時間を持て余してしまった。少々期待はずれの感は否めないが、草餅が旨かったので良しとしよう。 |
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長谷寺 |
対照的に長谷寺は凄かった。横浜に住む私にとって長谷寺と言えば鎌倉にあるそれだが、まったく比較にならない名刹だった。ボタンやアジサイが有名だそうだが、桜も色々な種類が咲き誇り、微妙な文様を彩っていた。カミさんはここで三輪そうめんのかんざしをゲット。一番安くて量の多いのを選んだのだが、ぎゅうぎゅう詰めると折れてしまう。なんと持ちづらいものだろう。 |
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花粉症のカミさんは鼻水やらくしゃみやら目を真っ赤にして調子が悪そうだ。後でニュースを見たら強い風に乗って、黄砂が飛来していたようだ。写真を撮っても春霞が掛かっているようで妙に白っぽい。
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04.09
ホテルアジール奈良アネックス−京都−青蓮院門跡−八坂神社−鴨川五条河原−弓師柴田勘十郎−京都駅 |
今日は最終日だ。とにかく京都駅に荷物を置いてギリギリまで街を歩き回ろうと、北口に出てビックリした。何箇所もあるバス乗り場にはことごとく長い行列が出来ていた。とりあえず一番空いていそうなバスに乗り込み、地図を見ながら考えた。最後には弓を引き取りに、五条河原町に戻らなければならない。月並みだが今日も東山界隈をぶらつこうと三条東山で下車した。
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青蓮院(しょうれいいん)門跡 |
知恩院の隣にありこじんまりとしているが、皇族が代々住職を務めたと言う名刹。駐車場が狭いのだろう。団体さんお断りのようなところがあり、静かなたたずまいにカミさんはすっかり気に入った様子。 |
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鴨川 |
円山公園、高台寺と散策したが何処に行っても、人に押されて歩き回るだけだった。清水寺はパスして何処かでノンビリしようと選んだのは鴨川の河川敷。近くのコンニで食料を買い込んでお花見としゃれ込んだ。 |
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河原町五条 |
今回の旅行はカミさんの弓を購入することにあった。初日に河原町五条近くの弓師柴田勘十郎を訪ね、小柄な彼女にピッタリフィットする弓をゲットした。信長が本能寺で最後に使った弓が柴田製と言われ、ご本人は21代目だそうだ。気さくな方で、仕事場を見せて頂き、興味深く拝見した。最終日に再訪して預かっていただいた弓を引き取った。えらくお気に入りのようで、今までとは打って変わって毎日せっせと道場に通っている。いつまで続くことやら....。 |
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