日和田山からユガテ
2005.11.27





2005.11.27
日和田山登山口1100−1130日和田山−1150高指山−1210物見山−1230北向地蔵1235−1310ユガテ1420−1450福徳寺−1500東吾野駅

もう寒くなったから山登りも冬眠だねとからかわれる。ところがどっこい。夏場なら汗だくになり敬遠する低山はこれからが幕開けだ。
西部池袋線の高麗駅から一旦巾着田に立ち寄った。
巾着田は文字通り、高麗川に囲まれたΩ形の田園地帯で畦道に咲くマンジュシャゲやコスモスで有名だ。
二年ほど前マンジュシャゲを見に行ったカミさんによると、そのシーズンには駅からハイカーが列を作ると言う。
今日はその面影は無く、犬の散歩に歩くおっさんを見掛けただけの閑散としたもの。
巾着田から日和田山

さて高麗本郷の交差点に戻って日和田山に向かう。このあたりは自然公園として整備されており、紅葉の雑木林をゆるゆる登ってゆく。
鳥居をくぐるり、男坂・女坂の分岐を男坂に向かう。途中にある水場は水道のような蛇口から水が流れ、飲料水には適さない旨書かれている。
水道の塩素にまみれた水よりずっと適していると思うが....。
男坂と言うだけあって岩場が連続している。なかには子供が愚図る家族連れもいて、なかなか賑やかな道だ。
最後にちょっとした露岩帯を登ると金刀比羅神社に着く。右手から女坂の道も合流する。
今日は薄ぼんやりと霞が掛かっているが、一気に展望が広がり、日和田山山頂よりこちらで休むハイカーの方が多かった。
紅葉の雑木林 男坂 日和田山山頂

日和田山の山頂から急な坂道を下る。その途中、やたら遅い集団がいるなと抜いたら障害児と介護のボランティアの一団だった。足の運びも覚束ない児童を数人掛かりで介護しながら進む姿には頭が下がる。頑張ってと声を掛けずには居られない。
巨大なアンテナを持つ高指山を右手に車道を歩くとのどかな駒高の集落に出る。見晴らしの良さそうな茶屋があったので中をのぞくとハイカー姿のおじさん連中が宴会の真っ最中だった。
再び山道に入り一登りすると細長い山頂の一角に着く。地図を見ると物見山の道標が立つここから先に三角点があるようだが、一帯を陣取るオバサン軍団に恐れをなし早々に退散する。

駒高集落 北向地蔵 ユガテ分岐

北向地蔵で一休みし、車道をユガテに向かった。狭い舗装路だが、紅葉を求める車やバイクが結構走っている。車道歩きに飽きた頃ユガテの道標が現れた。車道から山道を行くと直ぐに2件の民家が現れた。何の変哲も無い田園地帯だが、なぜかほっとする風景だ。集落の一角に芝生の張られた広場がある。脇にはハイカー用のトイレや水場もある。コンロやカップを出して遅い昼飯を摂ろうとしたら、肝心のガスを忘れているのに気が付いた。ここまで運んだカップヌードルやコーヒーはお預けだ。まあいいかあ〜ここまでくれば最寄駅まで下り一時間だ。急ぐことはない。ザックを枕に昼寝でもしよう。

ユガテ 無人売店 東吾野駅




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