ツクモグサを探しに八ヶ岳
2022.06.16-18


横岳稜線から赤岳

ぐずついた天気が続く梅雨時ですが、木金土の3日間晴れマークが出ました。この時期ならではのツクモグサを探しに向かったのは八ヶ岳です。非マイカー派の私にとって平日に八ヶ岳にアプローチするのは一苦労です。初日は原村村営バスを利用し最寄りのバス停四季の森へ。そこから40分歩いて美濃戸口八ヶ岳山荘の仮眠室に潜り込みました。夕方には私だけでしたが夜には3割り位埋まっていたようです。翌日まだ薄暗い4時半に美濃戸口を出発し7時半には赤岳鉱泉でテント設営、その後硫黄岳から周回ルートへ強行軍です。予報では晴れのはずでしたが、稜線には雲が残り遠望は利きません。そのうえ風も強く途中で引き返してくる方もいました。硫黄岳小屋で風が収まるのを待って横岳に再出発です。険悪な稜線を花々が彩ります。ハクサンイチゲ、チョウノスケソウ、更にお目当てのツクモグサと次々と高山植物が現れます。お腹一杯写真を撮ったのでこれで十分です。赤岳をパスし行者尾根を下りました。朝には閑散としていた赤岳鉱泉に戻ると、テント場はほぼ埋まっていました。最終日は帰るだけです。もっとゆっくりしてもバスの時刻には十分でしたが、廻りのテント客はテントを張ったまま赤岳や硫黄岳に出発しもぬけの殻です。こちらも早々に下山開始しました。今日は土曜日とあって、次々と登山者が登ってきます。美濃戸の駐車場は8寺で既に満車で、手前の美濃戸口で交通規制をしていました。路線バスも増便があり本格的な夏山シーズンの到来です。

2022.06.16 四季の森17:30−18:10美濃戸口 八ヶ岳山荘泊
2022.06.17 美濃戸口4:30−5:23美濃戸5:37−6:17堰堤6:24−7:20赤岳鉱泉7:45−9:24赤岩の頭−9:50硫黄岳−10:05硫黄岳小屋10:28−11:30横岳−11:53三又峰−13:07地蔵の頭13:12−14:04行者小屋−14:45赤岳鉱泉 テント泊
2022.06.18 赤岳鉱泉6:12−7:10堰堤7:15−7:47美濃戸8:00−8:50美濃戸口

map route gps





2022.06.16

八ヶ岳山荘
平日にバスで入山しようとすると土日だけの茅野発路線バスは使えない
原村村営バスを利用し、最寄りの四季の森バス停から徒歩40分

八ヶ岳山荘の仮眠室を利用した
快適な二段ベッド、\2000也

2022.06.17

美濃戸口を早朝に発ち 美濃戸山荘で遅い朝食を摂る

美濃戸山荘は北沢・南沢分岐でもある
今日も重いザックを背負っている。迷わず楽な北沢ルート

堰堤手前の橋で対岸に渡る。林道はここまで、この先登山道に入る。

ルートは滑滝に沿って進む

7:20赤岳鉱泉に到着。宿泊客は皆出立したようで閑散としている。
誰もいないテン場に早速テントを張り、周回コースに出発した。

硫黄岳を目指し樹林帯を進む。
晴れの予報だったのに稜線は雲のなか

赤岩の頭
絶好の撮影場所も今日は風が強く素通り

硫黄岳山頂
証拠写真を撮って早々に退散

これが精一杯に展望写真

ここだけは外せない 硫黄岳爆裂火口

硫黄岳山荘
強風に様子を見ようととりあえず退避し行動食を摂る
ここに荷物を置いて高山植物撮影に横岳を往復する登山者も多いようだ

横岳手前、左の空にぼんやりと富士山、わかりますか

不気味な大同心、ちょうど真下にテント場が見えた

横岳山頂

花の縦走路、横岳稜線 

三又峰

ツクモグサ群生 ロープで保護されている

地蔵の頭

地蔵尾根から赤岳

赤岳鉱泉手前から横岳稜線 まだ雲が掛かっている


高山植物

キバナノコマノツメ

オヤマノエンドウ

キバナシャクナゲ

イワヒゲ

イワウメ

ミネズオウ

ツクモグサ

ツクモグサ

クモマナズナ

チシマアマナ

チョウノスケソウ

ハクサンイチゲ

ミヤマキンバイ

コイワカガミ

コミヤマカタバミ

シロバナヘビイチゴ

ズダヤクシュ

クリンソウ

ミヤマキンポウゲ

ヤマツツジ

キバナニガナ
2022.06.18

大同心、小同心

苔むす登山道

北沢をのんびり下山

美濃戸の駐車場は満車 道路にはみ出ている

今日は登山者が多い

美濃戸の駐車場が満車になると、美濃戸口で交通規制

土日は茅野駅から路線バス、増便も出ました