今日は花立峠から禿岳を目指したが、まだ冬季ゲートが閉まっていたので、これをあきらめ次善手の薬莱山に登ることにした。薬莱ガーデンに車を停め、道を挟んだ向かいの赤い鳥居から登山道が始まる。数百m先にあるニノ鳥居から樹林帯に入る。別名加美富士と呼ばれる独立峰だけあって急な登りが続き、そのほとんどが階段を登ることになる。706段の階段を登り切って稜線にたどり着くと、薬師堂のある南峰、更に三角点のある北峰までなだらかな道が続く。今日は春霞で遠望が利かず船形山も月山も見えなかったが、代わりに足元の山野草を楽しみながら歩くことが出来た。スミレ、カタクリ、そしてシラネアオイ。
下山後、半月前に訪れた荒沢湿原を再訪したが、水芭蕉は巨大な葉を広げ、可憐な白い花の面影は残っていなかった。
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