燕岳から大天井岳
2003.9.19〜20




9.19 穂高駅−中房温泉−燕岳−大天井岳
9.20 大天井岳−燕山荘ー中房温泉−穂高駅

高山植物
燕岳に行ってきました。
燕から槍へ、通称「表銀座」を目指しました。しかし生憎の天候とテントのアクシデントで途中大天井でリタイア。中房温泉に戻りました。雨の中うろつき回っただけで写真もろくにありません。
大天井のテント場で、しとしと雨の降る中、テントを張ろうとしたらなんとポールが一本割れていた。前回の山行の時、やっちまったらしいが後の祭り。高さを揃えるように反対側のポールを一本抜き、なんとか立ち上げたが、押し潰されたようで形が悪い。垂れ下がったテントは内側に雨水が垂れ、雨漏り状態で居住性は最悪。濡れたテントに触れ無いように、体を縮こまりながらの一夜に嫌気が差してしまった。翌朝も雨。槍は無理でも常念ならと思ったが、気が乗らないまま中房温泉に戻ってしまった。
山行記録
9月19日 新宿23:54・・(ムーンライト信州)・・4:52穂高駅5:00・・・・5:40中房温泉6:00−6:30第一ベンチ6:40−7:10第二ベンチ7:15−7:40第三ベンチ7:45−8:20富士見ベンチ8:25−8:55合戦小屋9:10−10:20燕山荘(燕岳往復40分)11:30−12:30大下頭−(雷鳥遭遇20分)−14:30横通分岐14:40−15:20大天井山荘
<中房温泉登山口>
今年はぐずついた天気が多い
今日は出だしから雨具でスタート
<合戦小屋>
合戦尾根は北ア三大急登。
要所々にベンチがあり登り易い。
合戦小屋でようやく雨も上がった。
「合戦」とはは坂上田村麻呂の
故事によるそうだ。


<合戦の頭>
小屋から一登りで合戦の頭
すでに紅葉が始まっていた。
森林限界を越え展望が開ける
雲海の向こうに八ヶ岳 道標の向こうに槍の頭 餓鬼岳後方には後立の山々


<燕山荘>
規模、設備ともトップクラスの
山小屋だが靴のまま入れる
休憩所が無いのが玉に瑕
テント場はまだ閑散としていた
燕山荘 燕テント場


<燕岳>
花崗岩の砂礫の道をピストン
夏にはコマクサがお花畑を作る
燕岳 山頂から北燕岳 大天井への稜線



<槍を目指して>
燕山荘から槍に向けていざ出発
どんよりとした空模様が心配
カミさんに電話したら横浜は雨

<大下りの頭>
雨雲にすっぽりと覆われてしまった
この辺で止めときゃよかった
ここを下ったら行くしかない
<切通岩から登返し>
いくつかの小ピークを越える
展望があれば槍を眺めながら
の快適な縦走路もこの天気では
現在地が判らず消耗するだけ。
切通岩を過ぎ大天井のトラバス
にかかるはずだがなんにも見えない

<大天井荘>
槍を目指すなら横通分岐を右だが
テント場は左の大天井荘にある。
トラバス道を登りきりようやく到着

<大天井テント場>
水は小屋から¥200/リットル
小屋前の瓦礫の広場
絶好の展望台もこのありさま
一晩中雨に降られ翌朝も雨
テントのアクシデントもあり
嫌気が差して中房温泉に下山


雷鳥
天気が悪くなると雷鳥は元気がよい。登山道を横切ったり大胆な行動に出る。生憎の天候で写真の出来は良くないが、行きに6羽、帰りに2羽の雷鳥に遭遇した。

中房温泉
途中で出会った二人組のおじさん登山者と穂高駅までタクシー相乗りが成立したが、残念ながら待機タクシーが居ない。中房温泉でタクシーを呼んで風呂に入りながら待とうということになった。中房温泉は登山口から2〜3分のところにある。ここは「日本秘湯を守る会」の温泉で露天風呂やら内湯やら10位の風呂がある。しかし登山客に開放しているのは一つだけで、どこにでもありそうな半露天の浴槽だった。悪口になるから多くは語らないが、根本的な接客姿勢がどうも.....。登山口から下り10分位にある有明荘の方が食事も出来て断然良さそうだ。

高山植物