燕岳
2006.7.22−23


今回狙ったのは常念岳から蝶ヶ岳に掛けて大展望の縦走だったった。夜行列車を降り、穂高駅の改札を真っ先に飛び出して乗り合いタクシーの運ちゃんに声を掛けた。「一の沢!」、「ダメだ。土砂崩れで通れないよ。」、「そんじゃあ三俣は?」、「ダメ、ダメ。」、「一体何処なら通れるの?」、思わず声を荒げてしまう。「中房温泉しか行けないよ。」、「んんん....燕か。何年か前に登ったよなあ〜。」、しかし選択の余地は無い。気乗りしないままタクシーに乗り込んだ。
合戦尾根を登り、10時過ぎには燕山荘に到着してしまった。無理すれば常念のテン場までいけないことも無いが、一旦揺るんだ気合は戻りそうも無い。今日は燕にテントを張ろう。たまにはのんびりモードも良いもんだ。

2006.7.22
中房温泉600−630第一ベンチ635−700第二ベンチ705−740第三ベンチ745−815富士見ベンチ820−900合戦小屋910−1015燕山荘・・・・・テント場1250−1325燕山頂1330−1350北燕山頂1400−1435テント場

2006.7.23
燕山荘テント場600−845中房温泉

高山植物




合戦尾根
樹林帯のきつい急登が続くが、30分間隔で第一、第二、第三、富士見ベンチが設置されている。無理することは無い。順々に休んで行こう。
合戦小屋
合戦小屋に到着した。この尾根を7割登ったことになる。名物のスイカが旨そうだが、一切れ\800にあえなく撤退。

合戦沢の頭から大天井


合戦沢の頭から槍
合戦小屋から燕山荘まで約一時間。森林限界を越えたなだらかな登りが続く。のんびり行こう。稜線の切れ間から槍が見える。
燕山荘
燕山荘が見えてきた。このあたりから足元にチングルマやアオノツガザクラ等の高山植物が多くなり一向に前に進まない。
燕山荘直下の雪田
今年の北アルプスは雪が残っていると聞いていたが、こんなところに残っているとは思わなかった。
燕山荘広場から裏銀座
山荘前は絶好の展望台だ。三ッ岳、野口五郎岳....そして槍ヶ岳。裏銀座の山並みが一望できる。
燕岳
まだ10時過ぎと言うのに今日はノンビリとテントを張ってしまった。カメラだけ持って空身で燕岳を目指した。
北燕岳手前のコマクサ
北燕手前のコルに人影が見えた。コマクサならここの群生が一番だ。
北燕岳のお花畑
北燕の向こうにも道が延びている。一歩踏み込んだら一面のお花畑が広がっていた。ここは穴場だ。今回の山行はここがGoal。

北燕岳から北方


下山後
中房温泉 立寄り湯のご案内
登山口脇にあった売店が改造され今年から日帰り温泉施設がOpenした。中房温泉の経営らしい。木の香漂う新しい施設だが、露天風呂しかないガランとした施設で\700は高い。
穂高神社
列車の時間待ちで穂高神社に立ち寄った。穂高駅前から徒歩5分。
道祖神
安曇野と言ったらやっぱり道祖神。駅前広場にあったのを一枚。


高山植物




 安曇野 安曇野市穂高観光協会
北アルプス山小屋友交会
あずみ野 南安タクシー有限会社