2001.1.3 9:00大倉バス停−10:30駒止茶屋10:45−11:30花立山荘11:40−12:25塔が岳12:40− 14:15烏尾山荘14:25−15:30富士見山荘15:40−16:05ヤビツ峠16:16→(秦野行きバス) |
肌寒い中を出発 | 水場使用料¥20は赤箱に | 「大倉高原山の家」テント場 | 尾根道を行く |
正月休の小春日和のなか丹沢に行ってきました。新年早々とあって大倉バスを降りた登山者もまばらです。のら猫が三匹日向ぼっこしながらお出迎えしています。 今回は大倉尾根を登りました。歩き始めは少々肌寒い感じでしたが30分も歩いて行くとポカポカ温まってきます。やがてコースは二手に分かれます。どちらに行っても、直ぐに合流しますが、今回は少々遠回りの大倉高原経由の道を選びました。大倉高原山の家は冬季休業中でしたが小屋の前にある水場には水がふんだんに流れていました。水場使用料、トイレ使用料、それぞれ¥20を備え付けの空き缶に入れます。 |
堀山の家 | 花立への急階段 | 岩場の急登 | 花立山荘 |
花立から富士、頭を雲に... | 金冷やしから塔が岳 | 塔が岳山頂 | 塔が岳山頂から蛭が岳 |
大倉尾根は今まで幾度と無く下山道として通った道ですが、登るのは実に二十数年振りです。その昔、私がワンゲル部に入部して直ぐ練成合宿と称してボッカ訓練を受けたコースで、それ以来鬼門のコースとして敬遠してきました。今日は穏やかな天気の中、足元には霜柱、遠くを見ると富士山、快適な登山道です。それでも「堀山の家」から「花立山荘」までの急登は堪えます。 花立、金冷やしと進み鍋割からの道を合わせると、塔が岳へはのんびり歩いても残り僅かな距離です。振り返ると相模湾、左手には富士山と雄大な展望が広がります。しかし、今日の富士山は頭に雲に乗せたままです。 塔が岳、尊仏山荘前の広場は登山者でごったがえしていました。少し風もあり長居は出来ません。昼食を取り、早々にヤビツ峠を目指し表尾根に出発です。 |
塔岳山頂から表尾根と大山 | 木立の縦走路 | 相模湾遠望 | 鹿を間近に、木の又小屋 |
行者岳付近の鎖場 | 烏尾山から振返る塔が岳 | 烏尾山荘 | 閑散としたヤビツ峠 |
塔が岳からヤビツ峠までは基本的に下り道ですが途中、表尾根と呼ばれる幾つかのピークを越します。途中鹿に遭いました。塔が岳から少し下った、木の又小屋の敷地に何やら動き回る黒い影。と思いきや「鹿」です。ろくな餌が無いのでしょうか?食事に忙しく、すぐ近くでカメラを向けても逃げる気配もありません。 さてぐずぐずしては居られません。この時期、午後の日差しを釣べ落しです。快適な尾根道をさっさと飛ばします。行者岳付近に3箇所、鎖場がありますがそれほど危険なところではありません。烏尾山から三の塔への登り返しがいやらしいですが、実際登ってみると見た目ほどではありませんでした。三の塔の非難小屋はこの時期も開放されていていざと言うときには使えます。いや、この時期なら、ここでビバークして澄みきった星空を眺めるのも悪くないでしょう。 富士見山荘に着きました。宮が瀬側に少し下った「護摩屋敷の名水」に立ち寄りました。正月早々でもたくさんの人ポリタンを手に群がっていました。昨年は夏にはここで2時間近くコーヒーを沸かして時間をつぶしましたが、今日はあまり時間がありません。お土産代わりにペットボトルに名水を詰めヤビツ峠にゴールしたのはバス時刻の10分前でした。 |
〜おまけ〜 登山道からの富士山は雲が掛かったままでしたが、夕方になってその雲は無くなったようです。ヤビツ峠からバスで10分程下ったところに「菜の花台」という展望台があります。16時半頃でしょうか、ここから見た富士山は夕日に染まり見事でした。普段は閑散としているところですが、この日は駐車場も満車。正月ということもあり、富士山眺望の人が詰め掛けていたようです。 |