1999年5月29日 |
京急弘明寺(自宅駅)5:18−小田急新松田駅6:47/神奈中バス新松田発7:05−西丹沢着8:10 このところ裏山ハイクばっかりで、ちょと体がなまり気味。夏の本格登山のトレーニングに健脚コースを選びました。いやあ、疲れた疲れた。 私にとって西丹沢は初めて。新松田の駅前はバスを待つ登山客で長蛇の列。しかし明日に山開きを控えたシーズン幕開けの土曜日とあって、次々と臨時バスが増発されている。しかも1時間強の所要時間にそなえ、乗客全員座ることができる。駅前にはコンビニにもあり、足りないものはここで買い揃えることができる。 |
西丹沢をスタート | 尾根合流地直下 | 檜洞丸手間の木道 | 檜洞丸ピーク |
バスの終点西丹沢自然教室から車道を10分ほど先に檜洞丸ツツジコース登山口がある。臨時バスが運行されるだけあって人人人....。稜線に出るまでおばさんの団体の後ろで、コースタイムをオーバーしながらひたすら耐える。稜線直下から檜洞丸まで道は木道になる。ブナの原生林のなか、フキとコバイケイソウが下草を覆う。コースの名のとおりツツジがあちこちに咲いているがちょっと時期が早かったかもしれない。檜洞丸ピークは立ち木に囲まれ展望はきかない。ほとんどの登山者はここで大休止だ。 |
つつじ(白)が満開 | 同じく赤 | 蛭が岳ピーク | 蛭の下りから丹沢山 |
檜洞丸を下ると、さきほどまでの喧騒は嘘のようだ。稜線に吹く涼風で気持ちがよい。しかしルンルン気分もつかの間、金山谷乗越から神の川乗越にかけては随所で道の左側(北側)がスパっと崩れ落ち、緊張の連続である。このあたりから緑Tシャツの中年に追いつかれ、しばらく前後して進む。檜洞丸〜蛭が岳の間出会ったのは彼だけだった。彼は塔の岳からヤビツ峠、さらに蓑毛のバス停を目指すという。これには素直に脱帽。ガレ場の上りを一気に上ると蛭が岳はすぐだ。蛭が岳ピークは見通しのよい広場になっているが、あいにくの曇り空で展望は全然きかない。時刻は14:00、コースの半分を踏破したことになる。蛭が岳の下りは草つきの快適な下り。笹原のあちこちにコバイケイソウの群生地が見られる。小さなアップダウンを繰り返すと、まもなく立派な休憩所に到着。ここはいざというとき非難小屋としてつかえそうである。この辺からテントを持った何組もの学生パーティとすれ違う。いったいどこを目指すのだろう。場所と時刻から言えば、蛭が岳から檜洞丸間の稜線上に張るしかないが......もっとも私も二十数年前、最初に本格的山登りしたのはこの稜線でした。大倉にテントを張り、馬鹿尾根を登り丹沢山から宮が瀬に下りた。新入生の練成合宿と称して、大倉で張ったテントやスイカをわざわざ背負って歩いたことがある。おそらく彼らもその口だろう。 |
丹沢山ピーク | 丹沢山から塔が岳の道 | 塔が岳から秦野方面 | 大倉バス停 |
丹沢山はいまブームになっている百名山のひとつ。しかし、ここのピークも展望の悪い広場があるだけ。まだ蛭が岳のほうが山らしい。ここから塔の岳へは快適な山道を1ピッチ。休憩しようと思っていた尊仏山荘ではすでに夕餉のしたくらしく、通過する登山客を相手にしてくれる雰囲気ではなかった。晴れていれば伊豆大島まで見えるはずの景色もごらんのありさま。重い足を引きずって、一路大倉バス停のビールを思い描いて下りに下った。バス停はすでに夕暮れ時。ご苦労様でした。 |
参考 稜線上の山小屋 |
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青が岳山荘(檜洞丸) | 蛭が岳山荘 | みやま山荘(丹沢山) | 尊仏山荘(塔の岳) |