京急津久井浜 |
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前日までは気合を入れてザックをパッキングするのだが、当日になるとあれこれ理由をつけて布団から抜け出すのが遅れてしまう。今日も家を出たのは八時を廻り、遠出はできない時刻になってしまった。
こんな時には地元の低山めぐりということで、三浦の山に向かった。津久井浜を降りると、こんなところにも中高年の団体さんが集合待ちしていた。ご苦労なことだ。今日のコースはどんなにゆっくり歩いても2時間半のコースだ。さあ出発しよう。 |
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キャベツ畑 |
駅前からガードをくぐり、武山方面から流れる小川に沿った遊歩道を進む。周りの畑は日曜菜園として利用されているようだ。慣れない手つきで鍬を持つおじさん達が精を出していた。
まずは三浦富士を目指そうと分岐から右のルートを取る。キャベツ畑の中を知らず知らずに高度を上げてゆく。三浦富士は「富士」とは名ばかりで、のっぺりした里山である。犬の鳴き声が聞こえる警察犬訓練所で農道は絶え、階段が現れる。そこを登りつめると山頂だった。 |
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三浦富士直下のお地蔵様 |
三浦富士山頂 |
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山頂にはいくつもの祠があった。素朴な信仰の場だったのだろう。木々の合間から三浦の海が見える。ここまで駅から約40分、まだ腰を下ろすほど疲れもない。更に尾根道を進み砲台山に向かう。温暖な土地なのだろう。普段見慣れない常緑樹の木々が並んでいる。 |
縦走路 |
途中でスイセン |
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砲台山 |
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砲台山とは物騒な名前だが、山頂には太平洋戦争のとき上空のB29を撃ち落そうと築かれた、大きな砲台の跡がある。いかにも場違いな遺物だが周囲の芝生でのんびりするのも悪くない。いくつものパーティがお弁当を広げていた。 |
武山直下の急登 |
武山展望台から |
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さて武山に向かおう。同じような樹林帯の尾根道をテクテク歩くと、すぐに急な階段が現れる。これを登り切ると武山だ。山頂の展望台からはぐるりと東京湾が望まれた。かなたには房総半島が見える。5月となればこの山頂はツツジで彩られ、大賑わいになるが今日は閑散としていて、ノラ猫が思い思いのところで日向ぼっこをしていた。
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山頂のボス猫 |
武山不動尊 |
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