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| 誰もいない二の丸に咲く桜 |
高取城という名を知ったのは、明日香村を旅した今年一月のことだった。猿石の話を聞くうちに、同じような石が近くの山城にもあると知り、それが高取城との出会いだった。標高五百メートルを超える山上に、姫路城に匹敵する規模の城郭が築かれている――その事実だけで胸が高鳴る。実際に登ってみると、山の斜面を削り、段々に積まれた石垣が果てしなく続き、「よくぞここまで」と思わず息をのむ。しかし、その巨大さに反して、山上には人影がほとんどない。この日出会ったのは、登山姿のご婦人二人だけだった。二の丸広場に着くと、満開の桜が静かに風に揺れていた。誰もいない広場で桜を独り占めする贅沢と、これほどの城が忘れられたように佇む物悲しさが、同時に胸に残った。高取城は、壮大でありながら静寂に包まれた、不思議な余韻を残す山城だった。 |
| 日記 |
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壺阪山駅からスタート |
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駅前の高取城案内図 |
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壷阪漢方堂薬局 古い町並みを貫く一本道を辿れば本丸に辿り着く |
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児童公園には城内から移築された松ノ門がある |
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長屋門が残る城主だった植村家 |
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上子島砂防公園 |
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宗泉寺分岐 高取城はここを直進する |
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倒木を潜って山道を登る |
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猿岩 石垣を造る石材として明日香村から担ぎ上げたのだろう |
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猿岩を過ぎると二の門址 このあたりから石垣が始まる |
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国見櫓分岐 |
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国見櫓から奈良盆地を一望 |
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宇陀門手前の石段 |
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十三間多門跡 |
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十五間多門跡 |
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本丸の石垣 |
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熊が示す本丸への道 |
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本丸広場 |
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本丸から吉野方面を見る |
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五百羅漢 |
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壺阪寺 五重塔、大仏と桜の見事な三点セット |
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