高取城
2026.04.08

YAMAP 高取城

誰もいない二の丸に咲く桜

高取城という名を知ったのは、明日香村を旅した今年一月のことだった。猿石の話を聞くうちに、同じような石が近くの山城にもあると知り、それが高取城との出会いだった。標高五百メートルを超える山上に、姫路城に匹敵する規模の城郭が築かれている――その事実だけで胸が高鳴る。実際に登ってみると、山の斜面を削り、段々に積まれた石垣が果てしなく続き、「よくぞここまで」と思わず息をのむ。しかし、その巨大さに反して、山上には人影がほとんどない。この日出会ったのは、登山姿のご婦人二人だけだった。二の丸広場に着くと、満開の桜が静かに風に揺れていた。誰もいない広場で桜を独り占めする贅沢と、これほどの城が忘れられたように佇む物悲しさが、同時に胸に残った。高取城は、壮大でありながら静寂に包まれた、不思議な余韻を残す山城だった。

日記

壺阪山駅からスタート

駅前の高取城案内図

壷阪漢方堂薬局
古い町並みを貫く一本道を辿れば本丸に辿り着く

児童公園には城内から移築された松ノ門がある

長屋門が残る城主だった植村家

上子島砂防公園

宗泉寺分岐 高取城はここを直進する

倒木を潜って山道を登る

猿岩
石垣を造る石材として明日香村から担ぎ上げたのだろう

猿岩を過ぎると二の門址
このあたりから石垣が始まる

国見櫓分岐

国見櫓から奈良盆地を一望

宇陀門手前の石段

十三間多門跡

十五間多門跡

本丸の石垣

熊が示す本丸への道

本丸広場

本丸から吉野方面を見る

五百羅漢

壺阪寺 五重塔、大仏と桜の見事な三点セット