晴天に恵まれた勤労感謝の三連休も家でゴロゴロしているうちに残すところ一日になった。明日こそはと準備万端整えていたが、寒い朝は起きるのがつらいとぐずぐずしているうちに家を出たのは7時をまわってしまった。こうなると狙えるコースは限られる。手持ちのプランから一番軟弱な高尾山紅葉狩りを選択した。 ふらりと高尾駅に降り、まず目にしたのはバスを待つ行列の凄まじさ。それでも臨時便が運行されており列の後方の割には運良く座席に座ることができた。
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小仏バス停 |
小仏峠 |
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いつもなら小仏バス停でのんびり身支度を整えながら一服するところだが、乗り合わせている団体さんに遅れをとるとかなり煩そうなので先頭を切って出発した。舗装道路が途絶え、山道に入る。山道といっても昔からの峠道で歩きやすい道だ。視界の無い林の中をだらだら歩いているうちに小仏峠に到着した。ここには明治天皇が山梨巡幸のときに立ち寄った碑がある。当時はこんな山道でも幹線道路だったのだろう。
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城山茶店 |
城山から富士山 |
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ここで90度進路を変えて、尾根沿いに城山に向かう。楽をしようと巻き道を進んだが、大きく遠回りしたようだ。日影から延びる車道に合流し電波塔を廻り込んで城山に到着した。おだやかな日差しに薄ぼんやりした富士山とご対面する。
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一丁平へ |
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この界隈で一番のお気に入りは一丁平だ。休憩舎やトイレがある割には、高尾山・城山の中間点にあり通過する人が多くのんびりするにはうってつけだ。しかし、今日は違った。ちょうど見頃の紅葉を目当てに大勢のハイカーで大賑わいだった。それでもハイキングと言えたのはここまでだった。高尾山山頂の混雑振りは思い出したくも無い。
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一丁平の休憩舎で年配の方と登山談義になった。普段は近郊の山を中心に登られているが、毎年のように剣に通い、今年も剣にから阿曽原を辿っられたとのこと。仙人谷の雲切新道の情報を教えていただいた。またどこかでお会いしましょう。
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