富士山
2009.7.26

登山口から富士山頂
2009.7.26
新松田7:10・・・(Bus)・・・8:30須走口新五合目8:40−9:40六合目9:50−10:20本六合目瀬戸館10:30−11:15七合目大陽館11:25−12:00本七合目見晴館−12:40本八合目江戸屋12:50−14:15富士山頂浅間神社14:30−15:15七合目大陽館15:30−15:40砂走り−16:10砂払五合目16:25−16:45須走口新五合目17:10・・・(Bus)・・・18:30新松田


高山植物





須走口五合目

家族連れ

山登りに親しんで久しいが富士山はまだ登ったことが無い。ネットで調べていたら新松田から須走口まで直行バスが出ていることが判った。天気予報に惑わされる今日この頃だが、とりあえず新松田まで言ってみよう。曇りや雨だったら西丹沢でもOKのつもりで家を出た。
車窓からは黒々とした富士山が見えている。GO!GO!好天の日曜なのに直行バスは僅か五人の乗客で出発した。バスはギアをローに入れて喘ぎながら登ってゆく。延々と続く路上駐車の車列を眺めながらいつしか終点の須走口に到着した。ここは標高2000m、普通野山なら山頂の高さだ。

六合目長田山荘

灌木の中を進む

富士山といえば溶岩がゴロゴロしたカンカン照りのコースをイメージしていたが、意外と木々が多く歩きやすいコースだ。足元にはシロバナヘビイチゴやフジハタザオ等の白っぽい花が続いている。潅木の向こうに鯉のぼりが見えてきた。六合目の長田山荘だ。昭文社のマップでは六合目まで2時間のコースタイムだが、1時間で登っている。こりゃあ楽勝だと思ったのも束の間、しばらく歩くと「本六合目まで200m」の表示が出てきた。慌てて地図を読み直すと、確かに「本」六合目まで2時間とあった。唖然、ぜんぜん稼いでいない。


本六合目瀬戸館

瀬戸館を振り返る 山中湖だろうか?

本六合目を過ぎると木々は殆ど無くなった。山頂を見上げると途中の山小屋が、まるで要塞のように連なっているのが見える。あれを一個一個クリアしてゆくのかと思うと気が滅入る。風も出てきた。ここまでTシャツ一枚で登ってきたが、山シャツの上にフリースを着込んでもまだ寒い。手もかじかんできた。一式ザックに詰め込んだが、防寒の手袋は準備してこなかった。
本八合目で吉田口登山道と合流した。その分登山者が増え、前後を家族連れパーティに挟まれたが、抜き去ろうというような元気は残っていない。経験しない標高だから空気が薄く、いつもの元気が出ないのだろうと勝手な言い訳をしながら、10分歩いて5分休憩を繰り返し、ヘロヘロで山頂浅間大社の鳥居をくぐった。

連なる要塞

本八合目江戸屋

富士山頂浅間大社奥宮

山頂の休憩所

お鉢めぐりは新松田行きに最終バス17:10に乗ろうとすると微妙な時間だ。時計を見ながらタイムを計算していると、突然大粒の雨が降ってきた。慌てて休憩所に逃げ込んだ。火鉢の暖がありがたい。10分位で雨は上がったが、あたりはガスで覆われ展望は期待できない。小屋の裏から火口を写真に収め退散することにしよう。

山頂火口

休憩所の先に通称ブルトーザー道と呼ばれる下山道の降り口がある。概ねなだらかな道だが、所々にある急傾斜では、砂礫に覆われた道はズルっと滑って歩きづらい。道なりにどんどん下って、大陽館を過ぎた2900m辺りから砂走が始まる。ザク雪を踵で踏みながら雪渓を下る要領でずんずん下る。砂埃が舞い上がり、口の中がジャリジャリになるが一気に距離を稼げる爽快な下りだ。砂走の末端から、コースは右に折れ誘導されるように砂払五合目に着いた。文字通り砂を払って身支度を整える。砂対策にスパッツを履いていたのに、靴からは砂がざあ〜とこぼれ落ちた。さあバス停までラスト30分だ。

ブルトーザー道

砂走り スタート




高山植物

あっぱれ!富士登山
須走口登山バス時刻表