石老山
2005.2.11

大明神展望台から石老山 石老山入り口からピクニックランド



布田連盟の新年会の後、体調を崩してしまった。まだ風邪気味だが山に行けば治ると気合を入れ、石老山に出掛けた。石老山とはすなわち老いた石の山である。山全体が礫岩で覆われ、一見してボロボロの岩肌から命名されたのだろう。標高僅か694mとファミリーハイクに相応しい山だが、2月とあって山頂付近には凍結した雪が残り、へっぴり腰の登頂だった。登山者の多くは麓の関口に車を置いたピストン組だったが、ここは大明神展望台を組み込んだ一周コースがお勧めだ。今日は雲が多く、富士山も見えなかったので70点くらいの展望だったが、滝子山から奥秩父の山並みが一望できた。惜しむらくは休憩を除いた歩行時間は3時間弱と約一ヶ月ぶりの山行にしては物足りなかった。今日は三連休のまだ初日だ。さあ、明日は何処を目指そうか。
山行記録
2005.2.11
石老山入口8:35−相模湖病院8:55−9:05顕鏡寺9:20−9:45融合台展望台9:50−10:20石老山11:05−11:45大明神展望台12:05−ピクニックランド前12:45
蝋梅
関口集落に入ると石老山登山口の道標の脇に蝋梅が咲いていた。花の少ない季節なのに健気なものだ。
相模湖病院脇の登山口
青い相模湖病院のこの階段を登ると広小路と呼ばれる広場があり、登山道はその奥に続いている。往時には顕鏡寺の総門があったところで、参詣者の休憩所であったという。残念ながら今は病院の駐車場になっている。
顕鏡寺
薄暗い樹林の中を行くと、登山道の両脇に巨石が現れ、それぞれにもっともらしい名前と謂れが記されている。「駒立岩」には、平安時代に高家の若君とお姫様が隠れ家を探してこの山中に踏み入ったとか、艶っぽい伝説もある。顕彰寺はその若君が建立したそうだ。
擁護岩
飯綱権現神社に覆いかぶさり守っている岩ということでこの名前が付いたのだろう。この山中で一番大きい岩だそうだ。
融合平見晴台
眼下には青い相模湖が広がっている。このあたりは日当たりが悪いと見えて、凍結した雪がへばり付いていた。
石老山山頂直下
ハイカーの楽しそうな声が聞こえる。もうじき山頂だが、直下の登山道は凍結した雪に覆われていた。こんな所でこけたら格好悪い。へっぴり腰でラストスパート。
石老山山頂から丹沢
山頂からは蛭ヶ岳から大室山に掛けて丹沢の稜線が一望できる。この様子では自宅横浜方面は曇り空だろう。楽しみにしていた富士山も雲の中だ。
大明神展望台
さっき休んだ大明神山から一足で展望台に出た。鉄柵に囲まれた味気ない展望台だが、360度の景色は素晴らしい。

笹子方面
滝後山と御坂の間の窓から
南アルプスが見えるはずだが
奥秩父
三頭山の向こうに
雲取や甲武信の山並みが
城山から景信山
左のなだらかな山が城山だろう
山頂の芝生が見える