5月2日 清滝小屋まで 日向大谷9:45−10:15会所10:20−12:20清滝小屋(テント設営) |
小鹿野村役場案内所 | |
両神山へのアプローチは面倒です。西武池袋から西武秩父へ。ここから小森・上野沢行きの両神村営バスに乗り、途中小鹿野役場前で日向大谷行き接続バスに乗り換えます。 |
日向大谷 | |
最近道を改修したのでしょうか?バスはガイドブックに記載されている地点(日向大谷口)より先にある両神山荘直下の駐車場まで入ります。ちょっと得した気分。日帰りするにはもっと早い時刻から登り始めるのでしょう。バスの車中はガラガラでしたが、駐車場は既にマイカーで埋まっていました。西武池袋6:50発のレッドアロー号で駆けつけても既に登山口で9:30を回り、日帰りには遅い時間です。 |
霧中のヤマブキ | コイノボリがお出迎え | |
あわよくば今日中に山頂をピストンするつもりでしたが、あいにくの曇り空で視界は最悪。それは明日のお楽しみということで清滝小屋で停滞することにしましょうと気抜けしたのか?一向にペースが上がりません。トボトボ状態でようやく清滝小屋に到着しました。 |
ニリンソウの群生 | ガスの向こうに両神山頂 | |
夕方、ガスが晴れたのを幸いに付近を産泰尾根まで散策しました。 小屋はニリンソウとヤシオツツジの見頃とあって賑っていましたが、テント場は閑散として私含めて2張りだけでした。 |
5月3日 両神山ピストン後下山 清滝小屋4:50−5:35両神神社−6:15両神山頂・剣が峰6:40−7:20清滝小屋(テント撤収)8:00−9:10会所9:15−9:45日向大谷 |
今日は山頂が見える | |
3時頃月明かりに目が覚める。コーヒーを入れながら夜明けを待つ至福のひと時。今日はブッポウソウのおまけ付き。これだからテント泊は止められぬ...。 それは良いとして今日は快晴。日の出とともに山頂目指して出発しました。 |
鎖場の連続 | 両神神社 | |
産泰尾根の鎖場を一つずつクリアして行くと、やがて尾根は緩やかになり、巨木に囲まれた両神神社がひょっこり現れます。ここの狛犬は狼だそうです。そう言われれば口から牙が出ている。 |
ヤシオの向こうに山頂 | 山頂直下 | |
産泰尾根は山頂までヤシオツツジのプロムナード。見事なまでに満開でした。途中、地図にある休憩舎は見当たりませんでした。また大峠分岐には危険コースとしてロープが張ってありました。 |
山頂標識 | 白く見える南アルプス | |
両神山頂は剣が峰と呼ばれ狭い岩場です。今日は休日。この天気に、このヤシオなら、あと2時間もすれば満員になるでしょう。幸い早朝とあって登山者はまばら、十分に眺望を楽しみました。雪を頂いた南アルプスをはじめ奥秩父のほとんどの山が見えました。 |
ここ両神山は地権者と行政の間でトラブルがあり白井差ルートが封鎖されたことは記憶に新しいところ。登山道も無用な施設もやがて自然に帰って行くのはある意味でしょうがないかなと思っていました。しかしこれが新たな問題を引き起こしています。地権者の仕業か?神社から山頂までの登山道の至る所がロープで封鎖さていました。一方、行政はそんな道使わなくとも大丈夫と言わんばかりに七滝沢側数m横に新しい道を切り開いてしまいました。急ごしらえの新道は脆く場所によっては危険箇所さえあります。今回、行きは行政道、帰りは地権者道を通ってみました。昔から踏まれているので当たり前ではありますが、尾根沿いの地権者道の方が歩きやすい、安全、それにヤシロも多く咲いています。個人のエゴと無能な行政が新道を作ってしまった。今の日本の縮図を見たようで残念な想いです。
左に新道・右に旧道 |
清滝小屋 | |
清滝小屋はニリンソウとブッポウソウで有名ですが、もうひとつ白い中型犬、ポチも人気者です。大人しいもので登山者にもみくちゃにされても嫌がりません。小屋の飼い犬かと思ったら首輪には両神山荘のポチと書かれていました。下山途中、彼(彼女?)とすれ違ったところを見ると、毎朝麓の両神山荘を出発して清滝小屋にやってきては夕方戻ってゆくのでしょうか。途中を見掛けた方も多いはずです。さてこんな清滝小屋を後に昨日の道を戻ります。 |
弘法の井戸 | 八海山 | |
古くから山岳信仰の山だったらしく随所に石仏と由緒ありげな道標が現れます。 |
沢沿いの道 | ゴールの両神山層 | |
次々と登ってくる登山者とすれ違いながらバス停に到着したのは発車10分前。日向大谷からバスに乗り込んだのは3名だけでした。両神村役場で下車し「薬師の湯」でのんびりして帰りました。 |
薬師の湯 |
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両神村営の日帰り温泉。道の駅にもなっている。 内湯だけの今となっては貧弱なお風呂だがアルカリ感がたまらない。 入浴料¥600/人(3時間)、靴箱・貴重品ロッカーとも無料。 自販機には発泡酒¥200もある。 隣には野菜やコンニャク等、地物の直売所もある。それぞれに生産者の名前が印字されているのもユニーク。 |
野草 |
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ニリンソウ | ニリンソウ | ニリンソウ |
アズマシャクナゲ | ヤシオツツジ | ネコノメソウ |
エンゴクサ | キケマン | キジムシロ |
タツナミソウ | ヒメウツギ | ヘビイチゴ |