利尻岳
2008.7.3

利尻富士
2008.07.03
ゆ〜にキャンプ場3:45−(車)−3:55北山麓キャンプ場−4:10三合目(甘露水)−4:45四合目−5:05五合目−5:30六合目(第一見晴台)−5:50七合目(七曲)−6:40八合目(長官山)−7:30九合目−8:35利尻岳8:45−11:55甘露水12:00−13:00ゆ〜にキャンプ場



玄関 ペシ岬 利尻山神社

「ゆ〜にキャンプ場」
利尻は30年ぶりの再訪だ。当時は鷲泊登山口にある北麓野営場にテントを張ったが、今日のねぐらは、フェリーターミナルと登山口の間にある「ゆ〜にキャンプ場」という町営の新しい施設だ。向かいに温泉施設があるのが嬉しい。この温泉には便は少ないがバスも通っており便乗するのも悪くない。
サイトからは利尻のてっぺんが見える。吹き降ろしの風が強くてテントを張るのに往生した。

ふれあいランド 高山植物展示園
エゾゴゼンタチバナ コマクサ シロバナコマクサ
オノエマンテマ リシリヒナゲシ リシリゲンジ
キャンプ場も温泉施設も利尻富士町の「ふれあいランド」にある施設だ。ここに「高山植物展示園」(無料)を訪れた。規模は小さいが、時期が良かったのか多くの花が楽しめた。圧巻はシロバナのコマクサ。北ア蓮華岳でようやく探し当てた花が、ここでは無造作に十数株が花をつけていた。




五合目付近から鷲泊方面
海の向こうに礼文島

六合目(第一見晴台)から長官山方面
今日は快晴の様子だ。なるべく朝の涼しいうちに高度を稼ごうと4時前に出発した。登山口まで歩いて40分くらいだろうと覚悟して歩き出したら、直ぐに登山客を乗せた民宿の車が拾ってくれた。バイトの兄ちゃんに感謝。
登山口のゲートを通過して10分ほどで「甘露水」だ。ここが三合目らしい。今日も最初の1ピッチは行ける所まで行こうと頑張って、一時間半六合目(見晴台)までノンストップで到着した。この辺りから徐々に日ハイマツ帯が現れるが、背が高く樹林帯を歩いているようだった。

長官山

利尻岳避難小屋

ハイマツのトンネルを抜け長官山に飛び出した。利尻岳を撮る絶好の撮影スポットだ。三角錐の山容と白い雪渓のコントラストが美しい。ここに八合目の表示があるが、ここからがきつい。気分的にはようやく半分と思えば間違いない。昔はこの辺に掘っ立て小屋のような避難小屋があったはずだが...?更に10分くらい先に頑丈な避難小屋があった。


荒れた登山道

山頂(左)とローソク岩

九合目と表示のある最後のトイレブースのある広場から道は険しくなる。と言うより崩壊した道を歩かされる。私は各地の山を登っているが、一般登山道でこれほどの悪路は経験が無い。30年前も滑りやすい赤土の急登だったが、こんなえぐれた道では無かった。明らかにオーバーユースと放置した行政の怠慢である。今日も部分的な改修工事を行っていたが、これでは追いつかないところまで来ている。

北峰の社 東面のボタンキンバイ群生



高山植物
イワギキョウ エゾカンゾウ
イブキノトラノオ キクバクワガタ
マルバシモツケ バイケイソウ
キバナコマノツメ エゾノコギリソウ
ハクサンイチゲ イワベンケイ
ミヤマアズマギク イワヒゲ
チシマイワブキ エゾイヌナズナ
ミヤマオダマキ ウコンウツギ
リシリヒナゲシ リシリヒナゲシ
リシリヒナゲシ シコタンハコベ
チシマフウロ
コエゾツガザクラ エゾノツガザクラ
シコタンソウ リシリオウギ
リシリゲンジ イワウメ
ハクサンチドリ ヤマガラシ
マイヅルソウ ゴゼンタチバナ
コケモモ ボタンキンバイ
エゾツツジ ヤマブキショウマ
ムカゴトラノオ チシマヒョウタンボク
ミヤマオグルマ ハイオトギリ
ミヤマキンポウゲ エゾタンポポ
ノミノフスマ エゾキケマン
コウリンタンポポ




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