大森 彷徨(敗退)
2013.04.20


分岐と判らないまま西進してしまい、おかしいと振り返ったら大森は後ろだった
単独ではリスクが高い 今日はここで帰ろう


地元古川でもようやく桜が見頃を迎えた。この時期山ではカタクリやイワウチワが開花を迎える。その撮影を目的に宮城・分県ガイドから探し出したのは花山にある大森だ。この辺りでは「森」を「山」の意味で使うのだろ。大森山では無く、大森が山の名前だ。先週の七つ森も同じ使い方だ。
それはともかく、ガイドブックを見て楽勝登山と思ったのが大間違い。発刊されて10年経つにつれ登山口は無くなり、道は背丈ほどの笹薮に埋れていた。単独行でのリスクから山頂直下で引き返す羽目になった。大森恐るべし。

2013.04.20
駐車場10:05−10:20尾根に出る−10:30No13道標−11:00 510m三角点11:05−11:30稜線T字路付近(引返し)11:50−12:15 510m三角点12:25−12:45No13道標−13:00駐車場



山行記録

伐採地登山口(駐車場)
大森の登山口はいずれも砥沢側から二つある その奥側から登った
砥沢林道から左折する枝林道に入って直ぐ小橋で砥沢を渡る
その先にある伐採地に車を停めた
今日も一番乗りとその時は思ったが・・・??

登山口は何処?
辺りを行ったり来たりしたが登山口を示す道標が無い
どうやら伐採によって廃道になったようだ
とにかく尾根に出てみようと矢印の作業道を歩き出した

作業道は伐採地の中をジグザグに登っている
登りやすい場所を拾って尾根を目指す

やっと尾根に立ち地図を確認する
とにかく尾根に沿って北に向かって進めばなんとかなりそうだ

左東面は自然林、右西面は伐採地
その間を僅かな踏み跡が続いている
あちこちでイワウチワが白い花を付けている

「大森登山コースNo13」の道標が現れた
この辺りから登山道らしき道になった
合流するルートがあるはずと探したが見つからない

一旦尾根に乗ると緩やかな登りが続く
尾根幅の狭い箇所では明瞭な登山道が伸びているのがわかる

人知れず咲くイワウチワ

510m三角点
歩き出して約一時間、ここで一服
周囲は切り開かれ、船形山方面の展望が良い

誰の落し物、鹿?タヌキ?

大森は何処?
三角点を過ぎたあたりから、道は背丈ほどの笹に覆われるようになった
なんとか道型を拾ってT字路辺りまでやってきたが、進路は西に向かっている
これはおかしい どうやら分岐を行き過ぎたようだ
大森は何処と後ろを振り返ると小高い峰が見える これが大森
反転して途中まで行きかけたが、やはりリスクが大きいと、ここで撤退することにした

撤退を決めたものの、帰路を探すのも一苦労
笹の倒れ具合が踏み跡か雪解け後によるものか判別がつかない
やっと見覚えのある赤テープを見つけて一安心
改めて木々の向こうに見える大森に別れを告げる

帰路はNo13の道標から西進し、伐採地に降りてカタクリを撮影しながら駐車場に戻った
今日は体力は使わなかったが、道を探しながら気を遣う山行だった もちろん誰にも合わなかった



大森 山野草 2013.04.20