2001.5.1 御前山登山口9:30−11:00湯久保分岐11:10−13:00稜線分岐−13:15山頂13:35−14:30林道終点15:00−16:00青梅街道−16:45JR奥多摩駅 |
せっかくのGWですがすっきりしない天気です。こんな時はどこへ登っても山頂からの展望は期待できませんが、足元に咲く花なら少々雨が降っても大丈夫。カタクリの咲く御前山に行ってきました。秋川側から湯久保尾根を登り、奥多摩都民の森を経て奥多摩方面に下るコースです。 |
宮ヶ谷戸バス停向いの橋 | |
JR武蔵五日市から藤野行きバスに乗り「御前山登山口」バス停で降りましたがこれは失敗。単なる村外れのバス停でしかありません。この名称は変えるべきです。ひとつ手前の「宮ヶ谷戸」バス停で降りるのが正解です。 |
民家の脇が登山口 | |
「宮ヶ谷戸」バス停向かいの北秋川に掛かる赤い小橋を渡り右折、すぐに左折。民家の庭先を行く小道がそのまま山道となって登って行きます。道を教えてくれたゴミ収集者のあんちゃん、パジャマ姿のじっちゃまに感謝。 |
湯久保尾根 | |
あたりはうっそうと茂る杉の人工林、まだ10時頃なのに夕刻のように薄暗い道です。雑木林越しに周囲の山々が遠望できる箇所もありますが、霧の中でなあ〜んにも見えません。今日はまだ誰も通っていないのでしょう。朝露に濡れた登山道には蜘蛛の糸が張られています。 |
小屋掛け | |
途中(1200m位)、杉林の中にふと小屋が現れます。いざと言うとき夜露をしのげる程度の小屋掛けですが、焚き火の跡がありました。このルートは急登はありませんがダラダラした登りが続く道で下りに使った方が良いでしょう。 |
変則十字路 | カタクリとバイケイソウ | |
1200mのあたりから植林帯の切れ間にカタクリが現れます。その都度カメラを向けてしまい、なかなか先へ進めません。ようやく稜線にたどり着くと、そこは変則十字路です。宮ヶ谷戸からここまで、誰一人会いませんでしたが、この先は多くの登山者が行き交います。 |
御前山山頂 | 雲の上に浮かぶ石尾根 | |
山頂へ続く登山道の両側はカタクリとバイケイソウに覆われています。頂上は広く、北面が刈り払われています。雲は1000m位を境に切れ、雲上に石尾根や川苔山などが望めました。 |
御前山避難小屋 | 避難小屋内部 | |
山頂から分岐に戻り、避難小屋の先を栃寄方面に向かいます。避難小屋は最近改装されたログハウス風で、ガラス張りの明るい室内には数組の寝具も備え付けられています。もちろんトイレ付きでした。水場には十分の流水がありましたが、煮沸して飲むようにの注意書きがありました。 |
林道終点の広場 | |
しばらく下って行くと湧水の広場に出ます。水場は左に30mほど進んだところですが、雫が落ちている程度でした。ちなみにここも煮沸要です。この一帯は「奥多摩都民の森」として整備されており、随所で散策路や車道が交差します。道標を「奥多摩駅」方面にずんずん下るとアズマヤとトイレのある広場に出ます。地図で林道終点というあたりでしょう。 |
栃寄沢沿いの道 | 境橋から直ぐにトンネル | |
ここから林道を辿って歩いても良いのでしょうが沢沿いの山道を下りました。最初は大岩が転がる沢筋の急な下りですが、ワサビ田が現れあたりから緩やかな道になり、再び林道に出ます。20分程林道を歩くと、青梅街道の境橋、奥多摩駅側に出ます。最寄のバス停は境橋を渡った向岸にあります。 |
奥多摩渓谷 | JR奥多摩駅 | |
次のバスには間があるので、奥多摩駅まで歩いてみました。一時間弱の道のりです。 奥多摩のお土産は鈴木山葵農園製の「農家の手作り、岩のり山葵」がお勧めです。土産物屋のばあちゃんによるとパンに付けて食べる人もいるそうです。試してみたら本当に美味かった。 |