鳴虫山
2005.5.21


山野草



山行記録
2005.5.21
弘明寺5:04−8:24東武日光8:55−9:10登山口−9:15天王山神社−9:45神ノ主山−10:50鳴虫山10:55−11:15合峰−11:40(925m独標)11:45−12:25並び地蔵−12:35含満橋−12:50西参道
始発電車を乗り継いで浅草6:20発東武日光行き快速に乗り込んだ。浅草を発った時にはガラガラだったが、次の北千住でどお〜と乗り込んできた中高年のハイカーで、またたく間に満席になってしまい、まるで登山電車の様相だ。彼らは、東武日光駅に着く前から席を立ちザックを背負って臨戦態勢に入る。駅に着くや我先にバスターミナルに駆け寄り、あっという間に行列を作る。私が今日向かうは鳴虫山だ。駅から直接登るのであわてることも無いと、トイレに行ったり、水を汲んだり、準備万端で駅舎を出たが、あれほど混雑していた駅前には誰もいない。正直言って出遅れ感は否めない。バス道路に沿って市街地を歩み、途中の指導標に沿って消防署の敷地を横切り、登山口に向かった。 バス道路を離れ登山口へ
天王山神社 指導標に沿って住宅街を進むと、ふと登山口の案内板が現れ、その脇の階段から登山道が始まる。ここで一服するつもりだったが、団体さんが道を塞いでたむろしている。まあ次の天王山神社で休めば良いやと,思いっきり迷惑そうな顔をして通り過ぎた。しかし次でも別の団体さんが休憩中だった。こんな山、わざわざ団体で来るような山じゃないだろうと悪態を吐きながら、ムッとして先に進んだ.。この先から風通しの悪い杉林の急登が続き、すっかり汗だくになってしまった。
急登を登り詰めると神ノ主山(こうのす)やま)に着く。ここからは北面に日光連山の眺めが広がる。小さなベンチに2〜3人のハイカーと好ましいピークだった。しかしノンビリは出来ない。ここもあと10分もすれば団体さんの波に呑まれるだろう。 神ノ主山から展望
鳴虫山山頂 神ノ主山から先は、小さなピークを一つずつクリしながら徐々に高度を上げてゆく。尾根道の左斜面は杉の植林で薄暗いが、右斜面はコナラなどの雑木林が広がっており、時々木々の向こうに女峰山が見える。山頂が近づくとツツジの密度が濃くなり、盛りの過ぎたミツバツツジに代わって、シロヤシオが満開だった。鳴虫山山頂はちょっとした広場で大勢のハイカーが休んでいた。北面の一角には日光連山の展望を楽しむテラスが設置されている。
山頂を後に、いきなり急な下りが始まる。真新しい階段を下りきると道はなだらかになり、新緑のトンネルが続く雑木林の尾根道が気持ち良い。こちらの稜線でも満開のシロヤシオやレンゲツツジが彩を添える。登山道は925m独標から尾根をはずれ、急斜面を日光市街地に向け下ってゆく。輪王寺三仏堂からだろう。正午を告げる鐘の音が聞こえてきた。 ヤマツツジ
並び地蔵 含満ヶ淵 大谷川沿いの「並び地蔵」や「含満ヶ淵」を経て、西参道にゴールインした。せっかくだから東照宮参拝とも思ったが、頭にタオルを巻いた汗だくのオヤジにとってはまぶしい様な観光地だ。早々にタクシーを拾って駅に向かった。


山野草



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