丹沢鍋割山 ママデビュー
2002年4月13日


大倉バス停9:00−10:40ミズヒ出合10:55−11:20後沢乗越11:25−12:50鍋割山荘13:45−14:15二俣分岐14:20−16:10二俣16:30−17:40大倉バス停



ママのお気に入り
今回の山行はママのお供。デジカメで山の写真を撮りmail仲間に自慢すると言う。桜木町「かもしか」で掘出物の登山靴を買い込み準備万端相整えて......。

ママデビュー
新婚時代はしょっちゅう一緒に登っていたが、子供が生まれてからぱったり辞めてしまった。北岳や白馬岳と一通りの実績はあるが、かれこれ十数年ぶりになる。「行くからにはしょぼい山はいやだ」と豪語する彼女のデビュー戦は鍋割山。

二俣から延びる林道はミズヒの出合いで途切れこの先から本格的な登山道になる。たいていのパーティはここで休憩。もちろん私達も一休み。ママはさっきから休むたんびにザックを開けて、エネルギーを補給している。まだちょっとしか歩いていないのに非常食の「水戻しきなこ餅」まで食べてしまった。

鍋割山荘へ運ぶペットボトル
ミズヒの出会いには、登山道脇に水の入ったボリタンやペットボトルが積んである。鍋割山荘までこの水を運ぶボラアンティアを呼びかけていのだ。目敏くこれを見つけた彼女は一番小さなボトル、それでも1.5リットルを運ぶと言う。感心々と思ったらそれを私にも強要する。...ムム逆らえない。

杉林の登り
道は沢を離れ杉林の中をずんずん登ってゆく。やがて明るい広葉樹の林になると、もうすぐ後沢乗越だ。

ひたすらの登りにうんざり 桜もちらほら
後沢乗越からしばらくは急登の連続だ。さすがのママもうんざり。ピッチが上がらない。山頂が近づくと控えめな色合いの山桜が現れるが、彼女はそれどころでは無い。

あと30分、あと10分、とママをなだめながらようやく山頂に到着。十数年ぶりの山登りは少々こたえたようだ。

鍋割山荘名物
ここ鍋割山荘の名物はなんといっても「鍋焼きうどん」だ。
¥900なんて高すぎると言っていたママもその具の多さとボリュームに満足。よほどインパクトがあったのか友人への鍋割山報告mailに貼り付ける写真はなぜかこの一枚。

小丸への道
山荘から表に出るとさっきまでの好天は一転し、あたりはガスの中だった。まあ最強の雨女と一緒の割にはこの程度はなんでもない。登りではバテバテだった彼女だが、平らな道は滅法早い。すたすたガスの中を飛ばしてゆく。

アセビは今が盛り カラマツの林
小丸を越えてすぐ二俣に下るルートを取る。この辺では一番のアセビの群生が今が盛りと咲き誇っている。長かった下りもカラマツの自然林に入ると二俣まで残り僅か。振り返ると、ママは体中痛いと言ってのトボトボ歩き。お疲れ様でした。

出合った花

マムシグサ スミレ アセビ

トウゴクミツバ ヤマブキ ヒメウツギ




小田急 http://www.odakyu-group.co.jp/
神奈川中央交通 http://www.kanachu.co.jp/
鍋割山荘 http://member.nifty.ne.jp/nabewari/