百蔵山
2006.11.26




このところしばらく山から遠ざかっていた。前日にはパッキングを済ませ、いつでも出掛けられるようにしているが、なにかと理屈をこねてヌクヌクの布団から抜け出すことが出来ない。その為か、久しぶりに体重計に乗ったら、なんと大台を超えて71Kgと出た。Bestに比べ5Kgもオーバーである。

2006.11.26
猿橋955−1030下和田分岐−1040浄水場−1140百蔵山1155−1205尾根分岐−1240下和田分岐−1305猿橋




残り僅かな紅葉を求め、八王子から中央線に乗り継いだ。さて何処へ行こうか、車内で地図を広げて考える。予報では午後から天気は下り坂とのこと、駅から近いところが無難だろう。降りた駅は「猿橋」。ここから百蔵山ピストンを狙った。

北側に見える台形の山が百蔵山だ。駅前で甲州街道を渡り、更に北進すると宮下橋で桂川を渡り、そのすぐ北に百蔵橋があって葛野川を渡る。それぞれ橋から川を見下ろすと、深い渓谷は紅葉のまっ盛りだった。
桂川

下和田から百蔵山

浄水場

この山麓は最近開発されたとみえて、不釣合いに立派な舗装道路が新興住宅地のなかを延びている。総合グランド、更に浄水場を過ぎると、其の裏手から登山道が始まった。駅から一時間弱、周辺は見事な紅葉である。

東京近郊のお手軽コースのはずだが、シーズンオフなのか登山者は私一人だった。どんよりとした曇り空に思わず心細くなり熊よけの鈴を付けた。登るにつれ木々を彩っていた葉は落ち葉になって道を埋めている。山肌を縫うように登っていた道はいつしか支稜をつめ、やがて狭い尾根道になる。

登山道

百蔵山山頂

梁川方面

トラロープの張られた急斜面を登りつめると、台地状の山頂の一端に出る。扇山への縦走路を右に分けるとものの数分で山頂広場に出た。この山頂は秀麗富岳12景の一つだが、この天候ではカケラも見えない。かろうじて箱庭のように梁川方面がみえただけだった。少しパラついてきたのを機に早々に下山することにした。少々不完全燃焼だ。



大月市