三頭山
2004.9.12




山野草

山行記録
2004.09.12
都民の森10:15−10:45三頭ノ大滝11:00−11:50ムシカリ峠11:55−12:10三頭山12:15−12:25三頭山避難小屋12:40−13:40槙寄山13:50−14:55仲ノ平
ホリデー快速からおりた登山者で五日市駅前バス停は長蛇の列が出来ていた。毎週繰り返される混雑だが、西東京バスは要領が悪く一向に改善される様子は無い。バスはすし詰めの登山者を乗せて五日市を発った。途中あちこちのハイキングコースで乗客を降ろし、終点の都民の森まで辿りついたのは1/4くらい。
途中、和田のあたりだろうか?新婚時代に泊まった民宿はこのあたりだとカミサンが言う。出された夕食は当たり前の家庭料理だったが見掛けの悪いコンニャクが素晴らしく旨くその記憶しか残っていない。我が家では何処で食べたのか謎になっていたままだった。
この界隈は殆ど歩いているが三頭山へ登るのは今回初めてである。いくつかある登山道から選んだのは三頭ノ大滝経由のコース。歩き出すと赤い花が 釣り船草 この先数馬まで至る所で見ることが出来た三頭ノ大滝までは木材チップが敷き詰められた殆ど水平歩道で歩きやすい。三頭ノ大滝は滝の正面に掛かったつり橋からその全体を眺めることが出来る。落差があってなかなかたいした物だ。
トイレや休憩所が過剰に整備されていると思ったが、盲目のハイカーが奥さんに導かれながら通り過ぎていった。こういう光景を見ると中にはこういうコースがあってもいいかなと思ってしまう。
沢沿いのコースになる。か細い水流を左右に渡りながら高度を上げてゆく。足元には絶えず釣り船草が咲いていた。日焼けを気にして完全武装していたカミサンだが、チビだから比熱が小さいのかちょっと歩くと暑くなり直ぐに上着を脱ぎたがる。
峠で休んでいるハイカーは登り30分は掛かると言っていた。恐る恐る木の階段を登ってゆくとコースタイム通り15分で山頂に着いた。晴れていたら雲取山方面が見えるのだろうが薄ぼんやりで何も見えない。山頂には大勢の登山者が休んでいた。広場中央に構えたオバサン軍団が大声で同僚の悪口を言っていた。喧騒の山頂に遠慮して早々に退散した。
一旦ムシカリ峠に戻り、そのまま直進して一登りした広場に避難小屋が建っている。。御前山や鷹巣山にあるようなきれいなログハウス調でトイレ付で20〜30人ほど泊まれるだろう。水場は確認できなかった。ここで昼食をとカップヌードルを取り出したが肝心のガスボンベを忘れてきた。コッヘルを忘れたこともある。ビスケットとお茶の質素な昼食となったがカミサンは久しぶりの山行に機嫌がよくホッとする。
地図上では西原峠まで緩やかな下りのミニ縦走のはずだったが、所々に急な下りがあり、チビのカミサンは歩幅があわず難儀そうだった。峠の直前にある小高い広場が槙寄山だ。正面には富士山が見えるはず。途中、抜きつ抜かれつしたパーティの殆どが思い思いに休んでいた。
縦走路はなおも続くが、西原峠から数馬に下った。この道は昔は郷原と数馬の生活物資を運ぶ道だったのだろう。なだらかで歩きやすい道だった。ふと畑が現れ民家の脇から林道に飛び出した。橋を渡り車道に出ると仲ノ平のバス停がある。
数馬の湯
仲ノ平から二三分下ったところに村営の「数馬の湯」がある。一通り露天風呂やサウナもある。少々手狭の感もあるが一番山奥の集落だからこれくらいで十分だろう。¥800でタオルが付いている。村営にしては従業員の対応は良い。
息子達は今日もバイトで遅くなる。昼寝をしながらタップリ二時間強長居をしてしまった。

山野草



檜原村観光協会数馬支部
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