三毳山(みかも山)
2005.3.26

カタクリの花は、早朝には下を向いているが
日が高くなるにつれて頭をもたげ
やがてくるりと花びらを反転させる。
これは午前10時、花びらを開き始めた頃だ。



今日はいつもと違ってハイキング、佐野にある万葉カタクリの里に出かけた。定番である城山のそれに比べ、とにかく広いのに圧倒される。今年は例年より開花が遅く、まだ3部咲きといったところ。

山行記録
岩舟駅近くから三毳山
近くの健康ランドに前泊し、早朝七時に岩船駅を歩き出した。少々肌寒い。水溜りには氷が張っていた
カタクリの里管理センター
一時間ほどで管理センターに到着した。係員は今日のイベントの準備で忙しそうだ。例年なら今日辺りが満開の見ごろになるが今年はまだ三部咲きと、5日ほど遅れているそうだ。
佐野市からシャトルバス時刻
自然林の尾根道
自生地を一回りしたが、カタクリは下を向いたままだ。まだ時刻が早いのだろう。三毳山まで行って時間を潰すことにしよう。僅かな登りで自然林に覆われた気持ちの良い尾根道に出る。
青竜ヶ岳(三毳山)から佐野市街
三毳山はいくつかのピークの総称らしい。ここ青竜ヶ岳が最高峰229mだ。西方がひらけ眼下には佐野市街地が見える。遠くの白い峰は日光の山々だろう。花の時期に合わせたバスツアーの団体が南北両方向からやってくる。まったく落ち着かない山頂だ。おまけに禁煙の看板まである。
カメラマンの列
2時間ほど時間を潰して戻ってみたらすごい人出だ。機材はプロ並み、マナーは子供並みのアマチアカメラマンで大渋滞だ。彼らは形の良い株の前で三脚を広げ、長時間粘るので一般の人は近づけない。城山みたいに三脚禁止にすべきだ。
お土産のテント村
官民さまざまな、土産屋のテント村が軒を並べていたが、何処にでもありそうなものばかりで触手が出ない。あちこち廻って、食用フキノトウと山野草ショウジョウバカマをお土産にした。
岩舟駅
再び農道を辿って無人駅の岩舟駅に戻った。昼時は一時間に一本しか電車が来ない。駅前でコーヒーを沸かしボーと時を過ごした。たまにはこんなのも良いかな。
カタクリの里で
水芭蕉
ヒメカンスゲ
アオイスミレ
アズマイチゲ
カタクリ
畦道で
タンポポ
オオイヌノフグリ



佐野市観光協会 [花木情報:花情報:カタクリ]