好天の予報に笹子あたりでも歩こうかと中央線に乗り込んだが、高曇りの天気に展望は望めそうもない。大月から富士急に乗り換え九鬼山にコースを変えた。 |
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2007.1.20 9:18禾生駅−930落合橋−935愛宕神社940−1045九鬼山1050−1140札金峠−1215田野倉駅 |
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禾生と書いてカセイと読む....読めないなあ。 禾生駅から国道を大月方面に戻り、リニアモーターカーの橋脚が間近になったあたりに、九鬼山を示す小さな道標が現れる。ここから落合橋を潜って、山麓の集落に入る。橋を潜るとは変な表現だが、この橋は人や車が通る橋ではなく、言わば用水路だ。いつ作られたのだろうか?レンガ造りで趣がある。 |
落合橋 |
リニアモーターカー高架 | |
落合橋に先に杉山新道分岐がある。Web上の記録を拾うとこの新道のほうがお勧めのようだが、少々遠回りのようだ。直接尾根に取り付く近道を選んだ。愛宕神社で一服しながら身支度を改めいざ出発。すぐに「熊出没」の看板を見つけちょっとビビる。 木々の合間からリニアモーターカー高架が見下ろせる。この界隈ではあちこちに建設推進の看板が立っているが、通過途中の地域には何のご利益も無いどころか、空洞化を促進するのは明らかなのに....。 |
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直下の急登 | |
近道だから急登もあるだろうと予想はしていたが、なるほど長い急坂が現れた。更にアイゼンまでは要らないが少々凍結している。ようやく傾斜が緩んだあたりに富士見平と呼ばれる展望地がある。ベンチがあつらえられたせっかくの展望地だが、富士山は薄ぼんやりとしたままだった。この少し先に九鬼山の山頂があるが、木々にさえぎられ、大菩薩方面しか見え無い。もちろん今日の天気ではどちらを向いても薄ぼんやり。 | |
山腹を巻く | |
山頂にはすでに数名の先客がいた。展望のないところで休んでもつまらないと写真を数枚撮るとすぐに、山頂を後にした。道はいったん支稜を下り、途中の山腹を巻くように稜線に戻る。この巻き道にも凍結した雪が残っていたが、へっぴり腰でようやくクリア。 | |
難所も過ぎ少しほっとしたころ、広い尾根状の展望地に出る。落ち葉が積もり昼寝でもしたら気持ちよさそうな場所だ。もちろんザックをおろして小休止。後で調べたら「紺屋の休み場」とあった。 | 紺場休場 |
田野倉駅 | |
この先、猿橋までルートは延びているが札金峠から田野倉に下山した。 線路沿いの道を駅に向かって歩いていると、後5分というところで大月行上り電車に抜かれてしまった。残念だったなあとトボトボ歩いて駅に着くとドアが閉まる音とともにさっきの電車が走り去ってゆくではないか。どうやら単線の列車交換のため数分この駅で止まっていたらしい。少し急げば間に合ったものをと悔やんでも後の祭り。次の電車は1時間後だった。 |
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