「やば!」起きたのは6時。今朝は始発電車に乗り、甲府から臨時バスを乗り継ぎ、夜叉神峠そして鳳凰三山を目指す予定だった。土砂崩れの為、昨年来不通だった広河原線の夜叉神まで、GWに限ってバスが運行される。昨晩遅くまでテントやシュラフをパッキングし、インターネットでバスの時刻を調べていたのに....さっさと寝ればよかったと思っても後の祭り。さあてどうしようか?立ち直りの早いB型人間が考えた次のプランは小金沢連嶺です。直接笹子駅から登れるから、電車の時刻を気にすることもない。ズミ沢沿いの登山道には春の山野草が待っている。寝ぼけマナコで家を出発しました。 笹子駅を降りたのは数名の中年の登山者だけですが、駅前でぐずぐずしている間に、皆何処かに行ってしまった。笹子峠や本社が丸に向かったのだろうか、20号線を東に歩いているのは私一人だけ。笹子餅の「みどりや」、笹一酒造の「酒遊館」を過ぎると田園風景が広がる。 |
大谷ヶ丸に到着したのは既に14時をまわっていた。予定より一時間遅い。山野草の撮影に時間をとられてしまったようだ。山頂には単独行の男性が一人だけ。大きなザックに目を留め声を掛けてみると、彼も湯ノ沢峠でテント泊し、翌日は小金沢連嶺に向かうらしい。こんなマニアックなコースを目指す人がいてちょっぴり嬉しくなる。2時間後に追いついた彼は、湯ノ沢峠手前のお花畑の一角にテントを張っていた。なるほどここなら南アルプスの絶好の展望台になる。 こちらは混んでたら近くにテントを張れば良いやと、避難小屋まで行ってみる事にした。すでに17時と小屋に到着するには遅い時刻だ。果たして自分の泊まるスペースがあるのか?立付けの悪い引き戸を「こんにちわ」と恐る恐る開けると、あれ〜誰もいない。そして、小屋の隅には布団が山と積まれ、驚くことに天井には蛍光灯がある。ほんまかいなとスィッチを入れるとちゃんと点くではないか。予定通り鳳凰三山に行っていたら、南御室の雪上テント泊だったが、一転して...いや茶々(猫)に圧し掛かれて寝る我が家より快適な一夜となった。 |
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湯ノ沢峠避難小屋 |
ここは15人くらいの広い間取りに布団付き、更に電気が通じており蛍光灯が灯ります。トイレが無いのが玉に瑕ですが水場も近くこれまで利用した避難小屋の中ではBESTの小屋です。GWの最中にもかかわらず、この小屋に貸切で泊まりました。 |
外観 | 水場 | 布団付き |
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05.01 湯ノ沢峠4:50−5:30白谷丸5:40−6:00黒岳−6:30川胡桃沢の頭6:35−7:20牛奥ノ雁ヶ腹摺山7:25−8:10小金沢山8:20−9:00狼平−9:20牛ノ寝通分岐9:25−10:05水場10:20−10:45雄滝分岐−11:55ショナメ−12:10大タワ12:20−13:05モロクボ平13:10−14:00小菅の湯 |
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狼平は一面の笹原で覆われている。その向こうに石丸峠、振り返ると黒岳が連なっている。 |
石丸峠 | 小金沢山 |
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