北岳
2002.7.13〜14





7.12 新宿−甲府(駅寝)
7.13 甲府−広河原−二俣−八本歯のコル−北岳−肩の小屋(テント泊)
7.14 肩の小屋−二俣−広河原−芦安温泉−甲府
[単独 前夜発1泊二日テント泊]

温泉情報 お花畑

北岳に行ってきたと言っても職場の同僚は「ふう〜ん。どこの山?」と怪訝顔。「標高3192mで富士山の次に高い山。槍や穂高より高いんだ。」と説明しても、そのありふれた名前からか北岳は地味な存在です。
北岳は大学三年生以来二十数年ぶりの訪問です。ここ北岳から畑薙大橋まで約2週間の夏合宿でした。記憶にあるのは合宿初日とあって、重い荷物に汗だくで登ったキツイ山ということだけです。当時の私はコースタイムを競いながらひたすらピークを目指すという登山スタイルでした。写真や高山植物なんて年寄りの道楽と思っていましたが、まさにその通りになってしまいました。変わらないのは小屋に泊まる金が無いので、いやすし詰め状態の小屋がいやで、この年になってもテントを背負って登っていることでしょうか。
今回の山行では雨にこそあたりませんでしたが、八本歯から先は雲の中に突入です。無風の時には単なる霧も、絶え間なく吹く風に、横殴りの雨の中を歩いているようでした。肩の小屋についた時にはパンツまでぐっちょりの濡れネズミ。こんな日は小屋に泊まろうかとも思いましたが、受付の殺気立った混雑振りを目の当たりにするとお金をもらっても宿泊する気にはなれません。予定通りテン場に直行しました。
それにしても梅雨明け前にもかかわらずこの混雑ぶりには驚きました。多くの人はこの時期にここでしか見られない固有種「キタダケソウ」がお目当てです。残念ながら既に2週間ほど遅かったようです。それでも山頂付近のハクサンイチゲ、草すべり付近のシナノキンバイがガスの中、幻想的なお花畑を作っていました。

山行記録

2002.7.13
広河原4:50−7:30二俣7:40−10:10八本歯のコル10:15−10:45トラバス道分岐−11:15主稜線分岐11:30−11:50北岳山頂12:05−12:25北岳肩の小屋

<大樺沢から鳳凰三山>
今日のゴールはあの頂より上
まだまだ先は長い
<大樺沢二俣手前>
お花畑を行く登山者とその
向うに見える雪渓に心が躍る
<大樺沢雪渓全景>
この辺から雪面に降りて足慣らし
<大樺沢二俣>
ここからコースは3分する
きれいなトイレもあり
道程半ばのオアシス
<大樺沢雪渓、上部>
雪渓右側に延びる夏道を
拾いながらひたすら登る。

<雪渓が終わってもガレ場>
浮石だらけで気が抜けない
この辺から雲の中に突入
雨具を着込み完全武装
<八本歯コル>
間ノ岳の景色も今日はお預け
<トラバス道分岐>
この道も有数のお花畑を行く道だが
今日は山頂まで直行
<主稜線分岐>
ぼんやりしていると吹き飛ばされる
突風にしばし様子を見るが収まらない
単独行同士で即席パーティを作り
山頂を目指す
<ハクサンイチゲのお花畑>
清楚なハクサンイチゲの群生
この時手はかじかんでいる
<北岳山頂>
突風の恐怖に耐えた登頂に
ウルウルする人も
<肩の小屋>
ここまで来れば一安心
しかし小屋の中は居場所の
確保に修羅場と化していた
<テント場>
稜線から一段降りた風の緩衝地帯
になっており見かけより快適だった

水は小屋脇のタンクから\50/Lで購入
<一瞬見えた北岳>
ほんの1〜2分だったと思う
この後直ぐにガスに隠れ再び姿を
見せることは無かった




2002.7.14
肩の小屋5:25−7:00二俣7:10−8:25広河原バス停

<小太郎尾根分岐>
稜線上は今日も強風が吹いていた
分岐は稜線から一段下ったところ
<シナノキンバイのお花畑>
ここのお花畑もすごい
稜線をはさんで植生がハクサンイチゲ
からシナノキンバイに一変する
<ゴールイン野呂川吊橋>
中から駆け足で始発バス
に間に合った
乗客は私ひとり

<おまけ>
青木鉱泉バス時刻表
バスは夜叉神峠で時間調整の為
数分停車
ここは鳳凰三山の登山口でもある
これによると御在所鉱泉からの
バスは廃止されたようだ






温泉情報><高山植物


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Hello Navi静岡 http://kankou.pref.shizuoka.jp/
芦安村役場 http://www.vill.ashiyasu.yamanashi.jp/index.htm
長谷村村営バス http://www.clio.ne.jp/~fcam/alpusubass2.html
北岳肩の小屋 http://www2.ocn.ne.jp/~kitadake/ 
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