箱根神山・駒ケ岳
2009.02.07

駒ケ岳から神山
2009.02.01
箱根ケーブルカー早雲山駅10:40−11:50中間道分岐−12:35鞍部分岐12:45−13:00駒ケ岳13:05−13:20鞍部分岐−13:45神山13:50−14:05冠山分岐−14:10冠山14:20−14:25冠山分岐−14:40大涌谷分岐−14:45中間道分岐−15:30箱根ケーブルカー早雲山駅



早雲山駅 明星ヶ岳

快晴の天気予報に誘われて向かったのは箱根の山、神山と駒ケ岳だ。このところロープウェイを使ったお気楽山行が続いているが今日も山麓までケーブルカーでアプローチした。
さて、ぎゅうぎゅう詰めケーブルカーから降りた観光客はそのままロープーウェイに乗り継いで行き、ここ早雲山駅で降り立ったのは私一人だ。脇の展望所から正面に見えるのは明星ヶ岳だろう。相模湾がきらきらまぶしく光っている。



駅舎前の道路を渡ったところに登山口がある。出だしの薄暗い杉林を抜け、広葉樹の明るい尾根道をぐんぐん登ってゆく。やがて背中の明星ヶ岳を見下ろすようになると木々の隙間から白雪を被った富士山が見えてくる。今日の展望は期待できそうだ。
次第に傾斜が緩くなってくると、ここで道は二手に分かれる。どううせぐるり一周するのだから展望の駒ヶ岳を先に登ろうと、左のお中道にルートを取った。この辺りは日陰になるらしく凍結した雪が残っていて緊張したがそれも僅かな距離だった。ほとんど上り下りの無い道でずんずん距離を稼ぐが、杉林の暗い道で展望も無く面白くない。分岐を右に神山・駒ヶ岳と尾根沿いを進み、駒ヶ岳から芦ノ湖側に降りたほうが良かったかもしれない。

駒ヶ岳が近づくと笹原が広がる

鞍部十字路

肌寒い杉林を抜け、神山・駒ヶ岳間の鞍部に近づくと明るい笹原が広がっていた。やっぱりこうでなくっちゃ。鞍部の十字路は樹林に囲まれ展望が無い。ここから20mほど駒ヶ岳側に寄ったところにある広場で一服。スケールは全く違うが、二つの火山に挟まれた羅臼平のような雰囲気だ。



駒ヶ岳から駿河湾

駒ヶ岳から富士と神山

駒ヶ岳から丹沢

駒ヶ岳山頂にある箱根神社奥宮

駒ヶ岳山頂の一角には箱根神社の奥社がある。その前の広場からは360度の展望が楽しめる。そのお目当てはなんと言ってもど〜んと聳える富士山。芦ノ湖からロープウェイが延びており、観光客もカメラを向けて大忙し。外人さんの姿も多かった。さて展望を楽しんだらさっきの鞍部に戻り、神山目指して登り返しだ。

神山付近から富士山

神山山頂は展望が無い

一時間前に鞍部を通過したときには、サクサクの霜柱が楽しめたが、それが溶け出してぐちゃぐちゃ道になっていた。特に神山の登りは火山灰の脆い土壌が流れ出し狭い溝状の道になっていてまことに歩きづらい。すれ違う登山者は皆足元が泥だらけだった。ったが皆泥だらけの足元だ。登山者に踏み崩される前に木道の整備をお願いしたいところだ。
神山1438mはこの界隈では一番高い山で、箱根山の名前を冠している。しかし山頂は木々に囲まれ地味な山だ。それでも30mほど手前に絶好のポイントがある。南アルプスや奥秩父の山並みを両側に従えた富士山は見事。


冠ヶ岳登り口にある社

噴煙上がる大涌谷

途中冠ヶ岳の道標に誘われて立ち寄ってみた。あっけなく山頂に着いたが、樹林に囲まれ展望は無い。なんだか損した気分。さてあとはさっさと下るだけ。大涌谷分岐から早雲山駅まで戻り、日曜午後の観光客で混雑するケーブルカーの乗客となった。箱根はいろいろな乗り物に乗る事が出来て子供にはうけるだろうが、交通費が掛かってしょうがない。このご時世で弊社も給与カットの状況に箱根まで来て温泉にも入らず帰る私でした。