一週間の正月休みも大掃除や帰省で慌しく過ぎ、明日から会社となった最終日にようやく家を抜け出した。今年の登り初めとなるが、天候はぱっとしない。まあ手軽なところで良いかと、高尾から陣馬高原下行きのバスに乗り込んだ。 |
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2007.01.04 バス停陣馬高原下915−山道入口935−1030陣馬山1115−1145明王峠1150−林道横切る1200−大平小屋跡1215−予瀬神社1255−相模湖駅1355 |
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陣馬高原下バス停 |
登山道 |
高尾駅改札を抜けたら、バスは出発したばかり。次のバスは一時間後だ。ロータリーを眺めながら\100マックで時間をつぶす。最近なにかと忙しくこんな風にぼお〜とするのが最高の贅沢かもしれない。次のバスの時間になると、どこからともなく登山者が集まってくる。ちょうど全員座れるくらいでバスは出発した。 寒々とした陣馬高原下を後に和田峠に伸びる林道をとぼとぼ歩き出した。いくぶん体が温まったころ左に小道が現れた。陣馬山頂に直接突き上げる山道らしい。道標によると和田峠経由よりいくぶん近いようだ。舗装道路を離れ、沢沿いの小道を進む。尾根沿いの植林帯を抜け、自然林のなかを緩やかに登ってゆくと山頂はもうすぐだ。 |
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陣馬山山頂 |
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山頂でお湯を沸かしてしばらくランチタイムを楽しむ。登山者はまばらだが、馬のモニュメント前だけは、相変わらず記念写真の順番待ちの様相だ。せっかく登ってきたが空は雲に覆われ展望は効かない。 陣馬山を後に尾根沿いに明王峠に向かう。ちょっとした縦走気分だ。途中出会ったオジサンによると例年お正月には降雪がありアイゼンが必要な年もあるという。今年は申し訳程度に霜柱が見られるだけだ。 明王峠にはいかにも峠の茶屋といった茶屋がある。南方面がポッカリと開き、暖かい日差しが心地よい。昼寝でもしたい誘惑に駆られる。 |
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今回はここから相模湖に降りるとしよう。 石投地蔵を過ぎ、林道を横切ってどんどん下ってゆくと、薄暗い杉林に「大平小屋」と記された休憩舎が現れる。壁は無いが雨宿りには十分耐えるようだ。 さてラストスパートだ。なだらかな道が一転して急な下りになる。きらきら光る相模湖に向かってまっ逆さまに落ちて行くようだ。意外に立派な予瀬神社を過ぎ線路沿いに数分で相模湖駅に着いた。 |
明王峠 |
大平小屋跡 |
相模湖 |