普段山に行くときには各駅停車しか使わないが、今日は一日乗り放題切符のおかげで新幹線を利用した。指定券をとろうとしたら...あれれ?長野新幹線は全車両全て禁煙とのこと。愛煙家には辛い時代になったものだ。余分に税金を払っているのに、吸える場所は制限され肩身の狭い思いをしている。悔しかったら止めてみろってかあ〜。
さて、長野駅から戸隠高原行きバスに乗り、途中「飯綱山登山口」のバス停で降りて、北に伸びる舗装道路に入る。あたりは小鳥の声が聞こえる別荘地だ。カラマツ林を行く道は、堂々の2車線道路だ。道端に咲くスミレやタンポポを眺めながら鳥居を潜ると駐車場。其の一角に狛犬を従えた小ぶりの鳥居があり登山道が始まる。
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バス停飯綱山登山口 |
登山道入り口 |
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山頂まで一本調子の登り道だが、広葉樹に覆われた明るい山道だ。古くからの山岳信仰道らしく石仏が配置されている。十二までは勘定出来たが、其の先がわからなかった。いったい、いつくがGoalだったのだろう。
快調に飛ばしてきたが「駒のつなぎ場」を過ぎ、「水場」に差し掛かる頃、大渋滞に陥った。どうやら地元小学校の集団登山らしい。数クラス分の大人数だ。あきらめてここで十五分ほど時間待ちすることにした。せっかくの水場なのに「飲めない」と記述されている。いつもなら薬まみれの水道水とどっちが安全なんだと無視して飲むとことろだが、周囲はゲロゲロと蛙の大合唱。こいつらの卵でも飲み込んだら気持ちが悪いと今回ばかりは遠慮した。このあたりは水場近くだけあって、植生が異なるらしい。これまで見かけなかったショウジョウバカマが咲いていた。
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水場 |
森林限界 |
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「硯石」と呼ばれる文字通り平らな大石がある。このあたりから木々の背丈は低くなり、やがて森林限界を越える。背後には霞の掛かった北アルプスがうっすらと見えていた。山頂付近も間近に見えるが、飛ばしても無駄だ。集団登山の子供達の声が響いている。尾根の向こうには、屏風を並べたような戸隠山や雪を被った高妻山が大迫力で見えてきた。
西コース分岐を過ぎると祠が現れた。この祠から一登りで南峰に到着する。ピークの直下には飯綱神社が祭られている。内部には社が祭ってあるが、いざという時には数人は泊まれそうだ。さて、ぐずぐずしていると大集団に巻き込まれてしまう。三角点のある北峰はここから更に10分ほど先にある。
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神社の表示は「飯縄山」だったが、山頂表示には「飯綱山」とある。どちらが正しいのだろう。
それにしてもこのオッサン、自分が邪魔になっているのも知らないで悠然とお食事中だ。しばらく粘ったが動じる風も無い。
山頂広場を少し北進した雪面に陣取った。ここからは黒姫や火打岳等の北信の山並みが一望できる。 |
北信のパノラマ |
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南コース西コース分岐 |
西コース |
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南峰まで戻り、分岐から西コースに入ると日当たりが微妙に違うのか?登山道に雪が残っていた。雪そのものはたいしたことは無いが、正面の戸隠、西岳に見とれて、ぬかるんだ道にズボンの裾を汚さないように気を使う。 |
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西コース |
森林限界を過ぎると、カラマツ林の中を進むようになる。二人横に並んでも歩けるようなしっかりした道だ。
小さな社が現れた。表示は無かったが萱ノ宮だろう。
ようやく林道に出たが、さあて何も表示が無くどっちに行ったら良いのだろう。右か左か迷うところだが、遠くから聞こえてくる大音量のスピーカーに誘われて右に向かうのが正解だ。やがて忍者屋敷が見えてくる。其の先にある戸隠温泉「神告げの湯」が今回のGoalだ。 |
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日帰り温泉 神告げの湯
ここ戸隠は蕎麦どころで有名だ。 |
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戸隠神社 中社
おりしも結婚式、三々九度の真っ最中だった。
ぴ〜ひゃら雅楽の生オケとはさすが戸隠。 |
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戸隠森林植物公園
水芭蕉が真っ盛りだった。 |
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