本社ヶ丸にはいくつものコブを越える |
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2008.3.22 笹子駅9:40−10:00追分−11:10登山口(林道終点)11:20−11:50展望台12:00−12:40清八峠−13:15本社ヶ丸13:45−14:45角研山14:50−15:05下降点−15:35林道横切−16:00渡渉点−16:30笹子駅 |
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昨日は祐樹の大学の卒業式だった。飲み会のハシゴでどこかで沈没したと見えてその晩は帰ってこなかった。それ自身は毎度のことで気にならないが、デジカメを貸してやったのが大間違い。今シーズンも3月後半になり白峰の写真を撮る機会も残り少なくなった。快晴の天気予想に、今日は笹子は本社ヶ丸を楽しみにしていたのだが、携帯カメラじゃあろくな写真にならない。この業界に身をおく一人として大きな声では言えないが、しょせん携帯カメラでは奥行きの無い平坦な絵になってしまう。画素数を競っても無駄と言うものだが....。 |
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甲州街道を追分から清八峠へ |
展望地から大菩薩 |
笹子駅を降り、甲州街道を追分から清八峠方面に折れる。変電所まで舗装された林道をテクテク歩くが、ひっきりなしに土埃を巻き上げてコンクリート車が通る。途中にあるリニアモーターカー施設周辺でまた大規模な工事を行っているようだ。前世紀の遺物と化した施設を今更どうするつもりだろう。 林道終点から山道に入るが、廻りの稜線を見ると結構雪が残っているようだ。いまのうちにスパッツを着けておこうと一休み。 やはりベンチのある展望地あたりから雪道になってきた。木々の小枝にも残っていることから最近降った雪であることがうかがえる。おそらく数日前に前線が通過した時に降ったのだろう。深いところで膝位まであったろう。ところどころに先行者の踏み抜いた跡がある。 |
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雪道 | 清八峠 |
清八峠から清八山と本社ヶ丸に道は二分する。今日は左に本社ヶ丸を目指そう。小さな岩峰が連続するが、そのたびに南アルプスの写真を撮るのでなかなか前に進まない。甲斐駒から聖まで3000m級の連なりが一望できる。八ヶ岳の左に見えるのは槍穂高だろう。まったくもってデジカメでないのが悔やまれる。 |
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本社ヶ丸から南アルプス | |
本社ヶ丸のピークで遅いランチを摂り、十分に展望を楽しんだ。さて下山しよう。先行パーティの後を追うように稜線を更に進んだ。午後の日差しにグズグズになった雪道に何度も足を取られるが、標高が少なくなるにつれ積雪量も少なくなった。角研山からは普通の夏道になった。 |
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角研山から直接下るルートもあるが、大事をとって以前歩いたことのある鶴ヶ鳥屋山手前のコルからのルートを選択した。突然現れる櫓跡が目印だ。下降点から下り始めて直ぐの200−300mは、北斜面ゆえに凍結しており危なっかしい。わずかな距離だが、今回初めて簡易アイゼンを使った。尾根道はやがて沢沿いの道となり笹子酒造の裏あたりに飛び出した。16時を過ぎ、西日を浴びる笹子駅に到着し、ぐるり一周コースを終了した。 |
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突然現れる櫓跡 この先が下降点 |
西日を浴びる笹子駅 |