桑沼から氾濫原
2013.05.19


氾濫原はニリンソウが真っ盛り


Web情報に誘われて、北泉ヶ岳山麓の氾濫原に出かけた。氾濫原ではニリンソウの真っ盛り、シラネアオイも咲き出した。予想以上のニリンソウの群生に圧倒されたが、それ以上に氾濫原の不思議に驚いた。普通、沢の流れは下流になるほど川幅が広くなり、水流も増して行くが、ここ氾濫原では下流になるほど川幅は狭くなり、やがて倒木の根元に吸い込まれて消えてゆく。地面がスカスカなのだろう。立っていると自分の体も地底奥深く沈んでゆくような錯覚に陥る。不思議なものを見せてもらった。


2013.05.19
桑沼駐車場8:15−8:30大倉山登山口−8:50大倉山東屋−9:15最初の渡渉点−9:20第二渡渉点−9:30第三渡渉点9:40−10:10林道手前峠10:15−10:20林道出る−10:30大倉山登山口−10:45桑沼駐車場



山行記録

桑沼駐車場 クリックで案内図
昨日面白山でブヨに刺され腕が晴れ上がってしまった
ここでもブンブン飛んでいる
慌てて虫除けスプレーを全身に掛けいざ出発

大倉山登山口
2〜3台の駐車スペースがある
薄暗い杉林に入ってゆくのは気味が悪い

一汗かいて急登を詰め稜線に出た
左に北泉ヶ岳のルートを分け、大倉山方面に向かう

分岐から平坦な道を200〜300mで大倉山
展望台を兼ねた東屋がある
残念ながら今日は何も見えない

熊は標識がお好き
案内図に「熊やマムシが居るので単独行は控えるよう」の表示があった
思わず熊避け鈴をカラカラ鳴らしたが..?

氾濫原の下降ポイントまで平坦な道が5分程続く
木々の合間からは船形山が見える

氾濫原に急下降
下から沢音が聞こえる

最初の渡渉点
下りきってやれやれと思ったら、なんと道標が沢の向こうにある
覚悟を決めて飛び石伝いにジャンプ ここが一番の難所

二番目の渡渉点
ここも石と木を伝ってクリアした

氾濫原ではニリンソウがすごいことになっている

これ全部がニリンソウ

見渡す限りニリンソウ

なかなか前に進めない

三番目の渡渉点、ここは難なくクリア
この辺り一帯がザル底のような伏流帯なのだろう
そのまま歩いても裾を濡らさず渡れた

最後の渡渉点から30m程先
倒木の根元に吸い込まれ流れは完全に無くなった

氾濫原を後に林道へ向かうには単純に東進すると思っていたら
尾根を大きく北に迂回してルートは延びていた
地図を忘れたのが敗因でこの道で良いのか自信の無いまま進んだ
これから氾濫原に向かう登山者とすれ違って一安心

林道に戻る
これで一安心、熊にもマムシにも遭わずに済んだ

桑沼
ここまで来れば駐車場は直ぐだ


氾濫原山 山野草 2013.05.19
エンレイソウ エンゴサク キクザキイチゲ 青
キクザキイチゲ 白 ヒメイチゲ モミジバイチゴ
スミレサイシン ミヤマカタバミ シラネアオイ
ニリンソウ ニリンソウ サンカヨウ