八経ヶ岳
2008.11.22


帰りの林道から八経ヶ岳

2008.11.22
行者還トンネル西口8:05−8:50大峯奥駈道の出合8:55−9:25行者還トンネル西口



行者還トンネル西口 登山口

金曜の大阪出張に便乗して狙ったのは大峰山地の八経ヶ岳。前日は奈良の矢野宅に泊めてもらった。相変わらずTVもエアコンも無い仙人のような暮らしをしている。翌朝、彼の運転する車で薄暮の中、葛城山を正面に見なが大和盆地を南下する。R169から天川村の表示に沿って右折するとに入りると山道はくねくねしながら高度を上げてゆく。行者還トンネルを抜けたところに登山口がある。
ここは標高1000m。うっすらと雪が積もっている上に風が強い。廻りの登山者は防寒具を着込んで次々と出発してゆく。ハイキング然としているのはスタイルは我々だけだ。とりあえず行ける所まで行こう!といざ出発。


登山道

奥駆道出合

登山口から直ぐに平地がある。前日のうちにここまで入りテントを張るのも良いかもしれない。小沢を渡ると尾根に取り付く。黙々と登り詰め一時間弱で稜線に出た。ここは熊野古道上のポイントで大峰奥駆道出合と呼ばれる。雪は深いところでも足首位まで、土曜日の今日は登山者も多くルートは心配なさそうだが、風が冷たく立ち止まって休むのも辛い。その上ガスの中でろくな写真も期待できない。今日はここまでと潔く撤退した。


大峰大橋 これより女人結界
皮肉なもので下界は晴れ。R309からは今日目指した八経ヶ岳の稜線が見える。絶好の行楽日和だ。洞川温泉の温泉街を抜け、車道終点に大峰大橋がある。雪の残る橋を渡るとそこから女人結界。


吉野 蔵王堂
さて今日は荻窪で謙ちゃんのコンサートがあり、カミさんと待ち合わせをしている。矢野に無理を言って最寄り駅まで送ってもらうことにした。カーナビによると吉野口が一番近そうだ。再びくねくね山道を飛ばしてもらい、ラスト10分あたりから様子がおかしい。この道は見覚えがある。まさかまさか、御土産物屋の並ぶ吉野蔵王堂に飛び出した。観光客のヒンシュクをかいながら紅葉の下千本を下った。





吉野から駆け付けて謙ちゃんのコンサートに滑り込みセーフ。いつも素敵な演奏ありがとう。まさに人生を楽しむ達人です。

最初の頃は眠くてきつかったクラシックも、この頃はちゃんと最後まで付いていけるようになった(カミさんは隣で爆睡していたが)。