御前山
2008.4.6

奥多摩湖 桜はまだ蕾
2008.4.6
バス停奥多摩湖8:45−9:10奥多摩湖頂上広場9:15−10:10サス沢山10:15−11:20惣岳山11:35−11:50御前山−12:00御前山避難小屋12:25−13:45栃尾集落−14:30バス停橋詰






サス沢山から奥多摩湖

奥多摩湖でバスを降りた。今日はここから御前山を目指す。横浜界隈では既に散り始めた桜もこのあたりではまだ蕾のままだ。
登山口へはダムの堰堤を渡ったところから始まる。登り始めるとすぐに細い尾根道に入る。転がるとそのままダム湖まで落ちて行きそうだ。一時間ほどで傾斜が緩み広場に出ると「サス沢山」と手書きの標識が立ち木に括り付けられていた。広場の一角から奥多摩湖が見える。
大ブナ尾根
バイケイソウも芽吹いたばかり

サス沢山を過ぎると広い尾根道になる。途中すれ違った親子連れに聞いた通りカタクリはまだ葉が出たばかりだ。花をつけるのはあと2週間くらい後だろう。直下の急登を一上りすると小広い惣岳山の山頂に飛び出した。奥多摩湖を発ってここまで約2時間、少々早いが小腹がすいてきたのでスナック菓子でランチタイムを取る。
ここから少し下り、登り返すと本日のゴール御前山だ。雲取から飛竜の山並みが見える。さっき休んだばかりだし、ここは通過して、下の避難小屋まで足を伸ばした。

惣岳山山頂

御前山山頂

御前山避難小屋
避難小屋と言えばじめじめしたところが多いが、ここは大きな窓で気持ちのよい小屋だ。一泊して大岳から三頭山まで歩くのも良いかもしれない。近くにはちょろちょろだが、水場もある。
ここでは、途中の電車で読みかけの推理小説を取り出してコーヒータイムとしゃれ込んだ。

避難小屋でまったりとコーヒータイムを楽しんで、さあて下山しよう。小屋の先にカラマツ林の中を延びる山道を選んだ。この道はベンチや東屋が設置されている「体験の森」を抜けて栃寄に下ってゆく。栃寄沢が見えてくるあたりからケマンソウやタチツボスミレ等の春の山野草が咲き始めていた。思わず足を止めて撮影タイムだ。
この先、栃寄沢沿いのルートを通ればショートカットできるが、「崩壊によりしばらく通行止め」とトラロープが張られていた。少々遠回りになるがしょうがないと、林道に沿って栃寄集落経由でバス通りまでテクテク歩いた。
栃寄集落は初めて訪れたが「とちより亭」なる手打ち蕎麦屋が賑わっていた。蕎麦好きの私としては、ちょと覗いて見たかったがこの先一時間ほど歩かなくてはならないので写真だけで我慢した。結構流行っているらしく、こんな山深いどん詰まりの集落にしては交通量が多い。特にライダーが蕎麦屋を目指して連なって走るさまは微笑ましい。集落はちょうど満開の梅の香りに包まれていた。

手打ちそば とちより亭
栃寄集落は梅が満開




山野草
ハシリドコロ アズマイチゲ
ヨゴレネコノメ ヤマエンゴサク
ハナネコノメ キケマンソウ
キブシ ヤマハタザオ
タネツケバナ ミヤマハコベ
ヒカゲスミレ(たぶん) タチツボスミレ
カタクリ(栃寄集落)




西東京バス