八合目から爽やかな月山
2015.8.16

山頂から賽の河原、バックは葉山

古川工場での単身赴任も残り僅かになった。再訪するに相応しい山を選ぶと、アンチ百名山派の私としては不本意ながら、おのずとそうなってしまう。今回登った月山もそんな山だ。これまでは、姥沢コースが常だったが、今回は羽黒山側にある八合目駐車場から狙ってみた。
ここまでの道路が開通するのは例年6/末だが、それを知らずに訪れて途中から引き返した失敗談がある。今回は無事にと行きたいところだったが、当日は雨、手前の六合目キャンプ場にある避難小屋に前泊した。見掛けはお化け屋敷だが、板の間に畳を敷き、ダルマストーブに火をつけて、シュラフに潜り込めば快適そのものだった。深夜、表に出ると一面の星空にうっとりと贅沢な一夜を送ることができた。
翌日5:30から歩き出し、8時には山頂に着いた。大半の登山者が利用する姥沢リフトが動き出すのは8時なので、いつも大賑わいの山頂付近は静寂そのもの。緩やかな登りが続くこのルートの方が登り易い。9月に異動すると再訪はままならないが、もし来るならこのルートになるだろう。

2015.08.16
月山八合目5:30−6:40仏生池小屋6:45−7:25月山山頂8:00−9:00仏生池小屋−10:00月山八合目


Map    Route    GPS

山行写真

六合目キャンプ場
朝一に登ろうと六合目キャンプ場に前泊した
テントを貼るのが面倒になり一隅にある避難小屋を利用した
見掛けはボロいが、板の間に畳を敷けば快適な寝座だ。

早朝の八合目駐車場
青空が広がり今日の好天は約束されたようなもの

タチギボウシ ミヤマリンドウ

イワショウブ

キンコウカ

シロバナニガナ

コバイケイソウ

月山目指し弥陀ヶ原を進む

弥陀ヶ原を振り返る、バックにはうっすらと鳥海山

石がゴロゴロしている緩やかな登りが山頂まで続く
カラマツソウ キソチドリ

シロバナトウウチソウ

アキノキリンソウ

タテヤマウツボグサ

オトギリソウ

仏生池小屋、ここが九合目にあたる

唯一の急登「行者返し」も僅かな距離

ハクサンイチゲのお花畑の中、木道が続く

ハクサンイチゲ

ヤマハハコ

ミネウスユキソウ

ミヤマシャジン

ウサギギク

タテヤマリンドウ

イワカガミ

イワイチョウ

アオノツガザクラ

チングルマ

山頂直下、月山神社が見える
例年この辺りには残雪があるが、今年は欠片も無い

月山三角点
山頂神社と違って訪れる登山者は少ない

7月末に登った朝日連峰を見る為に
本峰南端まで足を伸ばす

月山の象徴、月山神社

ミヤマダイモンジソウ

ミヤマキンポウゲ

ヤマハハコ

ハクサンフウロ

ミヤマホツツジ

トウゲブキ

チョウカイアザミ

ウメバチソウ

帰路同じ道を辿って駐車場まで戻ったが
弥陀ヶ原で御田原参籠所に立ち寄った
山岳信仰上はここ経由が正しい行程

八合目駐車場にゴールイン、10:00でほぼ満車
半分は弥陀ヶ原を散策する家族連れのようだ