裂石バス停 |
林道 |
第一展望台 |
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塩山で始発バスに乗り込み発車を待っていると、ドヤドヤと数人の男の子が乗り込んできた。最後におっさんが一人。どうやら先生に引率された中学生のようだ。まあ元気一杯で賑やかなことだ。それにしても引率の先生には頭が下がる。何かとうるさいご時世だが、ご自分がよほど好きでなければできない事だ。体を痛めすっかり出不精になってしまったオヤジも、現役のころは夏休みに生徒を引率して遠出していた。小学生だった私も、そのおまけであちこち連れて行ってもらったものだ。
千石茶屋でさっきの少年隊に追いついたが、写真をとっている間に引き離されてしまった。すぐに後を追ったが、なかなか手強い連中だ。先を行く少年隊の賑やかな声がだんだん遠くになる。
途中、第一、第二の展望台から南アルプスの白峰が望めるのに初めて気がついた。これまで大菩薩は数回登っているが、いずれも春から夏にかけての季節であり霞で見えなかったのだろう。なんか得した気分になる一方で早く稜線に出ないと、せっかくの景色が雲で隠れてしまうかもしれないと心配になる。
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上日川峠(ロッジ長兵衛) |
ロッジ前テント場 |
千石茶屋から一時間強で上日川峠に到着した。ここで裂石から登ってくる車道と合流する。夏にはここまでタクシーが登ってくるが、今日は途中の丸川分岐ゲートが閉まっていた。駐車場に車も無いし、冬季閉鎖なのかもしれない。
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福ちゃん荘は上日川峠から先に20分、標高差100mだが、雪の様子がずいぶん違っていた。小屋前の広場は一面凍結していておっかなびっくり。テント場も雪があちこちに残っている。 |
福ちゃん荘 |
福ちゃん荘テント場 |
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唐松尾根 |
雷岩 |
大菩薩嶺 |
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今日はここ福ちゃん荘の脇から始まる唐松尾根コースを雷岩に登り大菩薩峠を降りる周回コースだ。すぐに登山道に雪が現れるが、南斜面だけあって雪道も長くは続かない。一旦アイゼンを履いたが、直ぐに地面が現れ脱いでしまった。高度を上げるにつれて、富士山や南アルプスの雄大な景色が広がってくる。言葉では言い表せない爽快な気分だ。
雷岩から大菩薩嶺に足を延ばしたが、立ち木に囲まれた空間に、山頂を示す道標があるだけの地味な山頂だった。早々に引き返し大菩薩峠まで、快適なスノーハイクを楽しむことにしよう。
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神戸岩から富士山 |
賽の河原から奥多摩三山 |
賽の河原の避難小屋 |
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稜線を歩いていると、日差しは強いが風が出てきたので、予定していた神部岩でのランチタイムは賽の河原の避難小屋でと変更した。小屋に着くと、あれれ?いつから取り付けられたのか、入り口に引き戸が据え付けられていた。ありがたく使わせて頂いた。
介山荘に下る途中、少年隊とすれ違った。私と逆周りのコースらしい。この雄大な展望を楽しみながら雪まみれで登った山は彼らも良い思い出になるだろう。
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大菩薩峠 |
石尾根 |
富士見山荘 |
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