天子ヶ岳から長者ヶ岳
2008.1.6

田貫湖の向こうに富士山

2008.1.6
白糸の滝バス停855−925登山口−945林道交差−1110天子ヶ岳直下1120−1135天子ヶ岳−1210長者ヶ岳1240−1310展望地1305−1335富士休暇村





バス停終点(白糸の滝)


次男北斗の母校とあってにわか早稲田ファンとなって応援した箱根駅伝も終わり、長かった正月休みも今日が最後になった。明日から仕事と思うと気持ちが萎えてくる。そんな自分に喝を入れようと、青春18切符を使って、やってきたのは富士宮。天子ヶ岳〜長者ヶ岳へ富士山を見ながらのミニ縦走である。
富士宮から飛び乗った白糸の滝行き路線バスに飛び乗りとりあえず終点までやってきた。天子ヶ岳の道をバスの運ちゃんに聞くが要領を得ない。とりあえず富士を背中に歩き出した。

登山口

林道を横切る

天子ヶ岳は何処?立石バス停で地図を取り出した。バス道路はこの交差点を田貫湖方面に右折している。正面に見える山並みのどこかが天子ヶ岳だろうとそのまま西に直進する。舗装道路は立石の集落を抜けると農道のように細くなってくる。やがて白山神社を過ぎると天子ヶ岳登山口の三叉路に行き当たる。近くの駐車場には2台の車が停まっていた。道標を確認して真ん中の登山道に入る。
薄暗い杉林のなかを、黙々と歩くしかない道だ。途中林道を横切るが、更に杉林は続く。杉林は嫌いだ。展望が無い、暗い、寒い、春には花粉を飛ばす....ぶつぶつ言いながら一汗をかいたころ杉林が切れ、振り向くと雑木林の合間から大きな富士山が見えた。こうでなければ来た意味が無い。それにしても周りの尾根の具合では、山頂までまだ一時間はありそうだ。

山頂直下の急登

ようやく暗い杉林から解放されたが、次に待っていたのはうんざりするような急登だった。こいつは杉林よりもっともっと嫌いだ。ジグザグを繰り返し、もう少しで山頂かと言うところでへたり込んでしまった。白糸の滝バス停を発ってからここまで二時間強ノンストップで来たためか、シャリバテになってしまった。カロリーメイトゼリーとアクエリアス、そして煙草を一服。富士山を見ながらちょっとだけぼ〜とした時を過ごす。
気を取り直して歩き出すと、次第に緩やかな道になる。もう山頂が近いのだろうとしばらく行くと、祠のある広場で先行ハイカーがお食事中だった。んんん....しかしあるはずの山頂表示が無い。更に50m程歩を進めると登山道の脇に50cm程の標識が立っていた。ここが山頂らしい。この後の長者ヶ岳に比べるとまことにつつましいものだ。

天子ヶ岳

長者ヶ岳


長者ヶ岳山頂から富士山

木々の合間で識別しづらいがさっきから左手に白い峰が見え隠れしている。その形から北岳から聖まで見えているようだ。わくわくしながらシャッターチャンスを狙い歩を進めるが、なかなか良い場所が無い。そうこうしているうちに長者ヶ岳にたどり着いた。ここから撮ったのが下の写真だ。
富士山も負けていない。ここからは大沢崩れを正面に見ることが出来る。ここでカップヌードルの昼食を摂り、まったりと一服。

長者ヶ岳山頂から南アルプス
左から赤石、荒川三山、塩見か蝙蝠、白根三山

展望地から田貫湖


さあ展望も満喫したし、長者ヶ岳を後に田貫湖に下ろう。正面に富士山を見てルンルン下ってゆくとベンチのある展望地に出た。ここからは田貫湖が一望できる。ここから富士休暇村へのルートを取った。地図には載っていないがよく整備された道でまったく不安は無い。休暇村からは富士宮行きバスが出ている。

ここでお土産で購入した脂肪こってりの「まかい牧場牛乳」をネネはいたく気に入ったようで一人でペロペロ舐めていたそうな。






バス下り、富士宮、宮原経由、白糸方面行き「富士急静岡バス時刻表」