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山行記録 |
2005.5.22
実家4:50−5:50八方台6:05−6:20中の湯−7:15お花畑分岐−7:35弘法清水7:40−8:05磐梯山山頂8:20−8:35弘法清水−10:00八方台 |
八方台登山口 |
週明けの出張に引っ掛けて会津若松の実家に帰省した。半日は親孝行しなければならない。残り半日で登れる山は無いかと狙ったのは磐梯山。小学生の頃、子供会行事で登って以来、4回目の磐梯登山だ。おりしも今日は例年より2週間遅れの山開きだ。混雑を避けようと夜明けと同時に実家を飛び出した。今日のコースは一番楽な八方台コース。これなら午前中に戻ってくる事が出来る。 |
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ブナやコナラの明るい自然林が広がる中、林道をゆるやかに登ってゆく。ふと硫黄の臭いがしてきたと思ったら、廃業して久しい中の湯にたどり着く。正面には磐梯山の山頂が見える。裏磐梯からの道を合わせ、ここから本格的な登山道が始まる。急斜面を詰め、一旦は爆裂火口の縁に出るが、直ぐに稜線の南斜面を巻くようにだらだらした登りになる。登山道の所々には、まだ雪が残っており緊張させられる。 |
中の湯から磐梯山 |
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お花畑から山頂 |
弘法清水の直前でお花畑と呼ばれる迂回コースを歩いてみた。明治時代の大噴火で山の半分を吹き飛ばした、荒涼とした痕跡が残る中、ここだけは伸びやかな広々とした草原が広がっている。まだこの時期は黄色いミヤマキンバイや白いイチリンソウしか咲いていなかったが、メインコースから外れているだけに、人気も少なくこの山で私が一番好きな場所だ。同類の単独行のオジサンとしばし立ち話。この方は昨日田代山に登られたそうで、弘法小屋のまわりにはまだ2mほどの雪が残っていたとか。今年は雪解けが遅そうだ。 |
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弘法清水はお花畑から一登りだ。ここにはその名の通り、夏場でも涸れることが無い湧き水がある。まして今日は残雪の中、勢い良く流れ出ていた。行きは閑散としていたが、帰りには山開きのイベントでペナントや葉書が配られ大賑わいだった。写真は帰りに撮ったものだ。 |
弘法清水 |
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山頂から猪苗代湖 |
ぼんやりと飯豊連峰 |
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山頂からは360度の大展望が楽しめる。あいにく春霞で遠望は利かなかったが、地図にある通りの形をした湖沼が散らばっている。 |
同じコースを戻ったが、好天に恵まれた山開きとあって、途切れることなくハイカーが登ってくる。多勢に無勢のコンニチワ攻撃には何とか耐えたが、ブヨの攻撃には参った。蚊がストローで血をすうのと違って、こいつはガブリと皮膚を喰い破る。まぶたの上を喰われ、数日醜い顔を晒す羽目になってしまった。 |
八方台付近から山頂を振り返る |
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