この時期、国見温泉の朝は騒がしい。花火の音?運動会でもあるまいし、いや爆竹のようだ。道のない谷筋からも聞こえてくる。どうやら山菜(タケノコ)採りに入った人が熊避けにパンパンやっているらしい。おいおいそんなんで熊が尾根に上がってきたらどうするんだよと思っていたら目の前の茂みでガサゴソと動いている。身構えると長靴に籠を背負ったおばちゃんが現れた。聞くと、山麓のタケノコはトウがたっており、食べ頃の柔らかいものはもっと上に上らないとゲット出来ないとおっしゃる。横長根分岐までこの調子で、ラジオやミニサイレンまで登場し、まあ賑やかな事だ。
秋田駒は4回目の訪問だ。昨年に続き、馬場の小路のチングルマと大焼砂のコマクサを狙ったが、少々時期が早過ぎたようで、空振りに終わった。代わって咲いていたのはキヤマキンバイ。これもなかなか気応えがある。天気も上々と秋田駒は私にとって相性の良い山らしい。
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