秋田駒
2006.9.30-10.1

紅葉の秋田駒を求めて3年ぶりの再訪です。阿弥陀池避難小屋の一夜は放射冷却で寒かった。ひとり階下でコーヒーを沸かし、外に出るとそこには満天の星。次は6月高山植物の季節に訪れたいものです。
2006.9.30
八合目−阿弥陀池避難小屋
2006.10.1
阿弥陀池避難小屋−馬場の小道分岐−男岳−阿弥陀池避難小屋−八合目





2006.9.30
八合目1655−1740阿弥陀池避難小屋



アルパこまくさから 片倉展望台

如何に山に行く費用を安く上げるか、色々涙ぐましい努力をしているが、そのひとつが避難小屋の活用だ。森吉山を下りて翌日秋田駒を目指すなら、乳頭温泉あたりで一泊したいところだが、一泊二食で一万円は下らないだろう。その点、避難小屋ならタダで泊まれる。まして今日中に阿弥陀池避難小屋まで辿りついたら明日の日程に余裕が出来る。既に夕暮れ時、アルパこまくさから八合目行き最終のバスに乗車した。もちろん乗客は私一人だ。
阿弥陀池避難小屋に着いたときには日はとっぷりと暮れていた。
二階に上がってみると暗闇の中定かではないが十数名の先客がいた。以前お盆時期にこの避難小屋を利用した時には他に1パーティしか泊まっていなかったのでひょっとしたら貸切かと思っていたが、これには驚いた。もっとも既に夕食を追え、皆さんシュラフにくるまって静まり返っている。まだ18時だもの、いくらなんでも寝るには早いだろうと思ったが、急ぎ階下で夕食をとり、早々にシュラフに潜り込んだ。

2006.10.1
阿弥陀池避難小屋500−510横岳515−535馬場の小道分岐−555駒池−635男岳稜線−645男岳655−715阿弥陀池避難小屋735−815八合目

横岳から岩手山
まだ明け切らないうちに避難小屋を発った。横岳から黎明の岩手山を望む。写真を撮るうちに追いついた学生パーティに道を譲る。直進する彼らは乳頭山まで縦走するのだろう。私はここから大焼砂尾根を南下する。
駒池から男岳
チングルマの草紅葉を見ながら馬場の小道を進む。駒池から見た男岳は朝日に輝き神々しくもある。まだ外国の山に行ったことは無いが、日本離れした景色だ。
男岳山頂
いかにも山岳信仰のそれを思わせる社や幟が並んでいる。ここ秋田駒の最高峰は男女山だが、山頂の雰囲気はここ男岳のほうが勝っている。

阿弥陀池を手前に男女岳 避難小屋から男岳 早朝避難小屋を出て馬場の小道、男岳と二時間強でぐるり一周してきた。小屋に置いてあった荷物をパッキングして下山することにしよう。

避難小屋を振り返る 硫黄の向こうに秋田駒
小屋から八合目には直接下る鉱山道をとった。昔、硫黄を採取したというだけあって真っ白な硫黄に覆われた山肌が紅葉に映えて美しかった。
日帰り温泉 アルパこまくさ
アルパこまくさ
この6月に田沢湖高原にオープンした日帰り温泉。\500/人。秋田駒の登山情報のコーナーもありビジターセンターと言ったところ。まだ開場直後とあって風呂も休憩所もガラガラだった。
お花畑

ウメバチソウ シロバナトウウチソウ
ミヤマトリカブト
ミヤマキンポウゲ トウゲブキ
タテヤマリンドウ





観光 仙北市
写真集「秋田駒ケ岳 花紀行」