レンタカー屋に進められるままスタッドレスタイヤを履いてきた。東北や新潟だったらこの時期はスタットレスが当たり前だが、ここ群馬だとオプション扱いで+\2000の出費となる。十二ヶ岳では雪の欠片も無く、無駄な出費だったかなと思ったが、標高の高い赤城山ではこれが正解だった。峠が近づくと景色は白一色、まだふかふかの新雪だ。昨日降った雨がこのあたりでは雪になったらしい。大沼はワカサギ釣りが真っ盛りで、駐車場にもたくさんの車が停まっていた。先週の榛名湖とは大違いだ。
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北登山口駐車場 |
途中から地蔵岳 |
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写真では雲ひとつ無い青空だが、強烈な風が吹いている。先着の皆さんはゴアテックスの防寒具に身を固めているが、こちらはユニクロのフリースでどう見ても見劣りする。実際、寒くて寒くてたまらない。このまま帰ろうかな〜と弱気の虫が泣き出すが、あの青空の向こうには何が見えるのだろうの誘惑には勝てない。ふぁいといっぱあっつ。
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若い連中には勝てない |
見掛けは若いが年上のお姉様達 |
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展望地 |
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早朝からたくさんの登山者が登って行ったはずだが、まだバージンスノーの様にふかふかのルートで気持ちが良い。それにしても急峻な登りだ。4本歯のアイゼンでは油断するとずるっと滑る。木々は霧氷となり、風が吹くと氷の欠片がダイヤモンドダストになって空を舞う。いいぞいいぞ〜。こんなところで冬山気分を味わえるとは思わなかった。やっとこさ稜線にたどり着いた。北に5分も歩けば黒檜山の山頂だが、そこを更に5分ほど過ぎた先が絶好の展望地だ。 |
上越の山並み |
上越の山並み |
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黒檜大神様 |
来たルートをそのまま戻っても良かったが、この青空に誘われて、駒ヶ岳経由で下山することにした。ちょっとした縦走気分だ。積雪は数十cmあるのかもしれない。道標がすっぽり埋まっていた。駒ヶ岳はその山容の割には狭いピークで、そこを過ぎると一気の下りが待っている。ところどころに鉄の階段が現れるが、凍結箇所もあるので歩きづらくともアイゼンでを外すわけには行かない。 |
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大タルミの道標 |
伸びやかな駒ヶ岳の稜線 |
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凍結した湖面から神橋(啄木鳥橋) |
赤城神社社殿 |
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湖面を歩く |
ワカサギ釣り |
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