猫魔ヶ岳〜雄国沼
1999.8.13


199.8.13
ゴールドライン八方台駐車場9:50 −10:30猫魔ヶ岳−10:50猫石11:10−12:00雄国沼休憩所12:30−13:50猫石14:00−14:15猫魔ヶ岳−15:00八方台駐車場

今年はすっかり雨男になってしまいました。記録的な猛暑が続いていた会津も帰省した翌日から連日の雨。先月雨続きの水晶岳山行をとりかえそうと計画していた尾瀬、平が岳を断念。猫魔ヶ岳から雄国沼の近郊ハイクに切り替え出発しました。雄国沼は高層湿原豊富な湿地帯をもち、植物を楽しむなら人が少なく荒れていない分、尾瀬よりお勧めです。

八方台の登山口
今回は母(67歳)が直前に飛び入り参加。雄国沼は喜多方からのコースを取れば、殆ど木道歩きの散策コース。私が小学生の頃、家族で行った思い出のコースです。今回は猫魔ヶ岳越えのハードなコースですが、彼女はすっかりその気になってルンルン気分。まあいっかあ〜。

猫石(化猫のなれの果て)
八方台は磐梯山〜猫魔ヶ岳間の峠にあり、広い駐車場があります。右に行けば磐梯山ですが今日は左、猫魔ヶ岳を目指します。ブナ林に入り緩やかな登りを行くと道はいつしか尾根道に出ます。ちょっと下って一登りすると猫魔ヶ岳1404mのピーク。晴れていれば猪苗代湖、会津盆地が一望できる絶好の展望台です。猫石は鳳凰三山のオベリスクの様な岩峰で遠くからでも見えます。猫魔ヶ岳という名前の由来になった化け猫が石になった姿だと言われています。ここから雄国沼を見ると周りに外輪山をもったカルデラ湖であることがわかります。

休憩所から雄国沼
雄国沼へはブナ林の中、快適な下りです。3本の沢を越えると平坦な湖畔の道になり、堰堤を過ぎると三角屋根の休憩所に到着です。母はいたって元気。ただせっかく登ってきた道をまた戻り返すのが悔しいらしく、さかんに「勿体無い」と繰り返します。休憩所は売店も無く文字通り休憩のみ。ただ屋根裏は結構広く、寝具さえあれば板の間に数十人は泊まれそうでした。

猫石から雄国沼
ミズバショウ、ニッコウキスゲ、ヒオウギアヤメなどの咲く湿原はここから先、湖畔を半周くらいのところですが、いまは時期はずれ。今日のところはここまで、来た道を八方台まで戻りました。5時間のコブ付きハイクでした。母はすこぶる上機嫌、めでたしめでたし。