今となっては誰が言い出したかわかりませんが、布田連盟には「卒20年に家族旅行をやろう」という掟がありました。私は忘れたふりをして何とか’97が無事終わることを祈っておりましたが、ある日出張先で稲川と程原が偶然会ったことから、急に盛り上がってしまいました。横浜で幹事会をひらくこと3回、皆よほど暇なんですね?着々と準備は進みました。場所は南伊豆ランドホピアという下田から車で1時間の貸別荘です。 |
幹事会 | のんびり観光する程原号 | 50人用別荘 |
11月8日は快晴。15:00集合を目指し我が家は慣れないレンカターで、一路伊豆に向かいました。予想時間は5時間。多少渋滞もありましたが、順調な出足でした。おかしくなったのは伊豆タウンパークに入ったあたり。女房が、長男祐樹が続けざまに車酔症状。15分走っては15分の休憩。程原号がのんびり観光してるとき、こちらはゲロゲロの海。紅葉の始まっていた天城峠も、雄大な太平洋の景色も女房は見てないと言い張ります。 やっとのおもいで到着し、即買い出し、食事の準備です。今回は多分渋るであろう奥様族を勧誘するのに、旦那連中が料理から後片付けまでやると宣言してしまったから、大変です。(もっとも我が家ではいつも当たり前のことですが....)買い出しは子浦という漁村まで出かけました。一見民家、軒先に積まれたビールケースで実は酒屋なんだとわかるような店構えです。買い出し助手の吉村公貴君とうちの北斗はお駄賃にアイスをもらってうれしそうでした。戻るとバーベキュー担当の野口が食材を運んできてくれた管理人さんをおだてまくってました。その甲斐あって地物のシイタケをサービスしてくれましたがこれがすごい。3枚も食べれば腹一杯になりそうな、身の厚いシイタケです。こんなものはスーパーではお目にかかれません。伊豆名物は干物だけではありません。シイタケもお忘れなく。 |
焼きソバ屋野口 | 稲川ファミリー | 鈴木(弘)ファミリー | 阿部コック長 |
5時も回り薄暗くなってきました。そろそろ大宴会の始まりです。11月の初旬ですが、ここ伊豆は温暖なせいか屋外でのバーベキューも苦になりません。ふだん食べない女の子も、周りが食べると危機感を覚えるのでしょうか?大勢で食べる食事はまた一段と食が進みます。バーベキューはオートキャンプ派の野口が腕を振るいます。今日のメニューは2段構えで、途中から芋煮が登場します。山形は鶴岡市出身である阿部コック長の十八番で、山形風醤油味と宮城風味噌味の合作です。結構なお味でした。 そろそろ宴会もお開き、といってもまだ8時、宵の口です。旦那連中が後片付けやらデザート作りやらに精出す一方で、奥様、お子様のビンゴ大会が始まりました。風間夫妻がどこで仕入れてきたのか、山の様な景品に子供たちは涎ものです。TVではワールドカップ予選カザフスタン戦で派手な5ー1のゲーム。あちこち歓声の渦です。 |
10時、小さな子はそろそろお休みの時間です。でも腕白パワーはまだこれから、今度は大マージャン大会です。ファミコンで鍛えたのか?手作りもなかなかのものです。一角では、吉村から差し入れの「越の寒梅」をはさんでおやじどもが居酒屋状態です。昔話は尽きることがありません。今日はそろそろおしまいです。この後はほとんど記憶がありません。 |
9日の朝です。前日調達し忘れた牛乳とお茶を買い出しに走りました。コンビニもスーパーもありません。3軒の雑貨屋を回ってパック牛乳を買い占めました。この辺では牛乳はローソクの隣に並んでいます。お茶に至っては昔懐かしい茶箱の奥から黄ばんだ筒が出てきます。もちろん紅茶のティパックなんてありません。さすがにお茶はあきらめました。 35名のあわただしい、朝食も済み、解散の時間です。みんな並んでの記念撮影には吉村から寄贈された揃いのTシャツを着ます。表のマークは×印ではありません。新進デザイナーの作によるものだそうです。彼は販売促進用に確保してあったそれを職権乱用の上、調達しました。その数日後に彼は転勤になってしまいました。後でプレミアムがつくかもしれません。 |
1泊2日の大旅行もこれでおしまいです。バスで帰る連中を送り届け、戻ってくるともう誰もいません。(二日酔い気味の窪田家だけが残ってましたが....)風の様に去っていったのか?祭りのあとの寂しさです。次回の大旅行はいつになるのでしょう。今度はどこか温泉でのんびりと行きたいものですね。もう忙しいのはこりごりです。我が家の奥様は車酔いを理由に優雅に電車で帰りました。ついでに下田で観光するそうです。こちらは昼食もままならね渋滞の中、やっとの思いで帰りました。もう家族でのドライブもこりごりです。 |